12/15
華澄と良太
「越川先生、お疲れ様ですね。」
有紀の後輩で達之の妹 華澄は弁護士。
彼女に好意を寄せる弁護士と二人で飲んでいる
「山中先生…。」
まさか警視庁の越川警部の妹さんだったなんて。
どうして兄のことを?
黒のスーツの弁護士は山中良太、紺のパンツスーツの弁護士 華澄とは
同期である
「実は警部から先生のうわさは聞いてたんです。」
照れて良太の顔を見れない華澄
良太は華澄のグラスにお酒を注いでいる
「眼鏡の越川先生もいいけど、裸眼の先生の顔も見たい。」
生まれつき目が悪い華澄には強烈な一言だった
良太自身、眼鏡が日々の相棒だ
「山中先生、好きな人って…。」
越川先生以外いません。彼は即答した
こうして二人は友達から付き合うことになった




