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過去と今と死神と

初作品です。

誤字脱字ありまくりだと思いますがよろしければこれからお付き合いよろしくお願いします

僕は父親に殺された。もちろん、本当に殺されたわけじゃない。

僕自身よくわかってないが、多分、心を殺されたんだと思う。僕は誰かに殺されたいと思っている。

僕が物心が着いた頃から虐待されていた殴る蹴るはたまた暗い部屋に1日中正座させられていたりした。ベランダに1晩中正座させられたこともあった。

首を締められたこともあった。



その都度母さんが泣いていたのが今でも心がいたむ。

父は俺にだけしかやらなかったのが不幸中の幸か、離婚するまで、母さんは俺に泣きながら謝っていたのを思い出す。

そんなわけで離婚し、それから2年がすぎ晴れて高校生になって、最初の大型連休が終わった日の事だ。

ピンポーン

「お客さんだわ、出てくれない、数紀」

「ん、わかった」

宅急便だろうかと思い、ドアを開けると、

「今日は、貴方が東条数紀さんですね」そこには大きな鎌を持った俺と同じぐらい女の子がいた。取りあえず、俺は、

ドアを閉めた。「誰〜?」「知らない人。」

「そっか〜」

ピンポンピンポンピンポン

うるさいので仕方なく開けたら、

「酷いですよ。いきなり人の話も聞かないでドアを閉めるなんて!」と、何故か半泣きで立っている彼女にたいして、

「あの取りあえず大声でしゃべらないでくれないか?近所の目があるんで。」

「あ、はい、スイマセン。」

そうは言うものの、もうしっかり後ろの方でこっちを見ながら、ひそひそ声で喋っている。

どうしたものかと

考えた結果、

「取りあえず中入れ。」

「わかりました。」

何で、こんなにうれしそうなんだ。こいつは?

取りあえずかあさんにばれないように2階の俺の部屋に連れていって、

「でなんの様だ死神が?」

「え、何で解ったんですか?」

「それで解らなかったらよっぽどだと思うぞ。」

「そ、そうですか。」

「ところで本題は何だ?」

「そうでした。東条数紀さん、あなたは自殺願望がおありですね。わたくしども死に神としては、そういった人の魂を回収するのが仕事でして、というわけで私の初仕事があなたの魂を回収する事でして。」なんというベタな展開だろう。

「そうか、解った。」瞬間、彼女の顔が華やぐ。

「だがあと1ヶ月か、2ヶ月ぐらい待ってくれないか。」

「あ、ハイ、そうですよね。いろいろと未練がありますもんね。」おいおい、何だこいつの理解力のよさは、普通だったら少しでも短くしようとするだろう。

「あ、なんでこっちの要求を聞くんだろうと思いましたね。」

得意そうに彼女が言う。

「それは、最近死ぬ側の人の意見を尊重しようという上からの通達でして。」「でわ、これを。」そういって彼女が出したものはデジタル式の腕時計だった。

「これは?」

「これは、あなたの希望する時刻をこれに入力していただき、そのタイマーが0になったら、私どもがあなたの魂をいただきに参ります。そして万が一でもこの契約を破棄したい場合は、ペナルティとしてあなたの寿命から10年ほどいただきます。では契約するならそのタイマーに時間を入れていただけますか?」

「解った。」そういって俺は、

そのタイマーに2ヶ月分入れる事にした。

「はい、それでは契約完了です。なお、その時計を無理矢理外したり逃げたりした場合は、」

「場合は?」

「私どもが全力で貴方を刈ります。」

「そうか」

「そうかってあのー普通ビビったりしません。普通。」

「ビビるも、何も、元々それを望んでいるわけだからな、まあ。」

「そうですか。」

心なしか、がっかりしている死神。「ま、多少はビビってるがな。」

「本当ですかー?」

ジト目でこっちを見てくる死神。

「本当だとも。」

「ま、良いです。こちらとしては、契約も完了しましたし。では何か質問がありましたらそのタイマーにあるボタンを押していただけたら良いので。」

「ん、解った。」

「それでは、いい余生を。」

そういって死神は出ていった。

玄関から。




残り寿命60日



私立正陶高校

「突然だが、俺は2ヶ月後に死ぬらしい。」

ブハッ

「いきなり何を言い出すかなこの人は」ちなみに今自分に学食のカレー(280円)をかけてきたのは、月守水穂

俺の幼なじみで俺の自殺願望も、俺が受けたものも知っているやつだ。

「でなんで、あんたはいきなり、そんな事言うのよ。」

取りあえず俺は昨日の一件を伝えた。

「で、それで、あんたは2ヶ月後にしたわけね。」

取りあえず、頷く俺。ハーとためいき水穂


「よかったわ、3日とかじゃなくて。」

「ん、何か言った?」

「何でもない。」またハーと溜息

「あんた、これで変な事件に巻き込まれるの何回目よ!」

「ん、2桁は行っていないと思うけど」それでも異常よと、水穂

「そんな事言われても。」

「取りあえずあんたは死なせない。」

「いや、俺は死ぬよ。」

「ふざけないでっ!」

「おい、水穂、皆が見てる。」

「関係ない、何があってもあんたは死なせない!そう誓ったんだから!」

そう言って、早歩きで出ていく

「オ、オイ水穂。」追いかけようとしたが、後片付けがあるのでしかも水穂のカレーに至っては半分以上残っている。

「よっ、どうしたよまた喧嘩か?」

「そんなんじゃないんだよ終夜。」笠原終夜

俺と同じクラスで、(といっても水穂も同じクラスだが)

水穂と同じで、俺の自殺願望を知っているやつ。そして俺が今まで巻き込まれた事件で知り会い今では良い親友だ。そして、いつも俺と水穂の喧嘩を止める役である。性格は凄まじくポジティブというかバカ。

「で、今度は何だ?」俺はさっきの一件をいった。

「成る程、それはお前が悪い。」

「なんでさ?俺の言いたいことは分かってるはず何だぞ?」

「おまっ、本気で言ってんのか?良いか、お前がいってんのは目の前で、溺れかけている人を助けて、何で助けたって言われてんのと一緒なんだそ。」

「そっかだからか。」

「駄目だ。こいつは本当に鈍感だ。普通そんな事、いってもらえれば、大概、解るだろうに。」

「ん、何か言った?」

「なんにもっ!」

何で怒っているんだこいつは、しかも、

駄目だ今、殺したらあいつが悲しむ。

とか、いってるし。

まいいや取りあえず片付けよう。そして午後の授業が始まった時、そいつは、やって来た。

「え〜突然だが、転校生がこのクラスにやってきます。」

途端に、ざわざわしだす教室当たり前だ。もう暑くなり始める時期に、転校生が来るなんて、おかしすぎる。だが嫌な予感がするなんかすごくベタな展開になりそうな気がする。

というかなるだろこれ!

と久しぶりにテンションが高くなり始め時、

「じゃあ、入ってきなさい。」

そしてドアを開けたそこには、

「どもー黒塚夢野ですよろしくおねがいします。」

来たよベタだよこれこっち見ておれに手降ってるよしかも周りの男子がなんか知らんがこっち睨んでいるし

「席はじゃあ東条の席の隣が空いているなじゃあ、そこで」なんだこれ、なんだこれ、何?ベタの神様がすさまじく微笑んでいるのが脳裏にうかんでんだけど「エヘヘ」

何で、こんなうれしそうなのこの子。

取りあえずいやなよかんがつづきそうだ

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