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クロニクル・ファンタジア  作者: clover
第1章 リーシア村編
16/19

旅の始まり

 荷物の準備が終わった翌日、村の入り口に私達はいた。

 見知った人たちが見送りに来てくれている。


「気を付けるんだよ。御嬢さんは闇に魅入られやすい。

 だから気を強くお持ち。そうすれば前に進めるから。坊ちゃんも体は大事にねぇ。」


 魔術屋のおばあちゃんはそう忠告してくれた。

 彼女のいう事は頼りになる。だから覚えておこう。


「嬢ちゃん、良い武器持ってんだから、しっかりとやんな!

 クロ坊も無茶はすんなよ。アンタらはいいお客なんだからな!」


 武器屋のおじさんは励ましをくれた。

 少し照れくさい。

 村の人たちも口々に励ましや応援をくれる。


「それじゃ、行ってくるね。ラティエのことは任せてください!」


 クロウェル、それはどういう意味だ。

 どういう意味での任せてくださいなんだ。

 頼りにしてはいるが、少し気になる。

 なんでそんなにいい顔で宣言してんだよ。


「い、行ってきます。お世話になりました。

 クロウェルと一緒に頑張ります。また会いましょうね!」


 クロウェルのせいだ。照れてるのは絶対そうなんだ。


「またいつか。神の加護が在らんことを。」


 ディルムートは無難な挨拶をしていた。

 まぁ、立場が立場だし仕方がないとは思う。


 こうして見送られながらリーシア村を旅立った。

 まるで故郷を離れる子供の気分だ。

 街道を進んでいく。目指すはロダ街道の先、王都ロストガストだ!


「言い忘れておった。我は基本的には猫の姿じゃからな。」


 ……なん、だと!?何故、今言った!


「え、あ、わ、わかりました。」


「えと、あ、はい。」


 仲良くびっくりした。こんなんで大丈夫なんだろうか?

 猫に変身したディルムートはクロウェルの肩に乗ることにしたらしい。


 こうして3人?(2人と1匹じゃなかろうか)の旅は始まった。

リーシア村編はとりあえず終わりました。

ここから彼らの旅は始まります。

旅立ちという事で短いものになってしまいました。


リーシア村での日常系の番外編って必要ですかね?

必要だったら番外編という形で更新しようかなと思います。

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