特級魔法 『予知』
更新遅くなったうえに短かいです
予知考察
今回は特殊系統魔法、それも特級の予知です。また、前回は電子操作で魔法を実現出来るという普通の結論に至ってしまったので今後は特殊な魔法を扱います。
予知とは読んで字の如く「予め知る」、未来の情報を先取りする事です。
まず、予知の種類とはなんぞや
「確定した未来」「変更可能な未来」
「曖昧な情報」「正確な情報」
「数秒後の未来視」「日時未定の未来視」
「主観」「客観」「他人の主観」
「感覚」「体感」
などです、例えば「五秒後に蹴られる、それは確定している」時はその五秒の猶予を以ってしても蹴られてしまいます。
それを「五秒後に蹴られる、しかし変更可能」だった場合は避けることも出来ます、また「卒業式シーズン、恐らく今から一年後に世界は滅ぶ、それは確定している」or「しかし変更可能」となった時、よくあるものが結果的に「変更可能な未来」だった、です。
今度は「三日後、貴方はなにかの不幸に見舞われる、これは確定している」or「石に躓いて転ぶ」だったり。
それらを自分が経験した様に予知したり、巨大隕石が降って来るなどの事実のみを知ったり、他人の未来イメージを感知するといった様々な「知り方」があります。
では、未来を視るにはどうするか、思いつくものは
A ラプラスの悪魔
B アカシックレコード
C 未来の光(情報)を見る
D インチキ
の、四つです。
A
ラプラスの悪魔とは、世界全ての物質の状況を完全に把握して、その情報を完璧に扱う事が出来るのなら未来でさえも過去の様に見通せる。というものです。
要は絶対に当たる推測です、その為に全てを知って全てを計算する必要があるだけの。
例えば弁証法の様に
a要素+b要素=c結果、そこにまたd要素が加わってc要素+d要素=e結果。
鍋+水を貯める=水が鍋に貯まる→水の貯まった鍋+コンロの火=鍋に貯まった水は沸騰する。
B
本来の意味とは異なりますが、過去{履歴)未来(予定)現在全ての情報が記録されている場所、あるいは物の事をアカシックレコードと言って、それにアクセスする事で未来の事でも知る事が出来る設定がありました。
要は世界の予定表、プロットです。別にアカシックレコードが存在するという訳では無く、こういった予定表の様な物があってそれを閲覧する事を予知とされることがあります。
C
本当に未来を見るだけ、それだけです。
その中でも三通りに分けられます。
C1
自分達が見ている世界は少し遅れている事が前提、なんとかして週間雑誌の早売りみたいに先取りする。
C2
タイムトラベル、または擬似タイムトラベル。
C3
未来から時間を遡行してきた情報を観測。
D
インチキ、あるいはただのイカサマ、当たりそうな事しか言わなかったり(塩分を摂取すると百年後には死んでいる)知ってる事しか言わなかったり(未公開株)。
まずDは論外、Bは埒外、どうぞ交信して下さっていても結構です。
Cの段は
1、何かの映画でやっていたみたいに専用の機械を使って、地球の自転公転等による誤差の差分だけ未来が見れます。
2、猫型ロボットを呼んで下さい(魔法でやるのなら情報の召喚に焦点)。
多少冗談でしたがタイムトラベル(質量保存)まで考察している暇はありません。
3、これは有力です、ニュートリノの様な超光速物質ならば未来から来ているかもしれません。問題は観測の仕方に皆目検討もつきません、まさに特別な素質か方法が必要みたいです。
A、これは魔法があるのなら可能かもしれません、そもそも大抵の魔法は「過程の省略」が本分なので。
まず、万物に宿る謎エネルギー、もしくは物質な魔力(魔素)が存在する事にして世界(中の魔素)を走査します。
そしてそれを扱う計算式とコンピュータ(の様な物)があれば結果が出ます。
視力→光
聴力→振動
五感 嗅覚→成分(微粒子)
味覚→成分
触覚→質感
第六感 魔覚→魔力(魔素)
問題は
・(走査)スキャンに必要な魔力、及び技量
・計算式
の二つ。
一つめはスキャンだけなら超効率的、天才か偶然の素質。
二つめは無意識や本能的な何か、古代の偉大なる賢者からの秘伝。
などど一応はなんとかなりました、「壁にタックルしたらたまたますり抜けた」くらいの偶然(労力)が必要そうですが。
ここまでのまとめからの『予知』
魔法があるのなら割と実現可能、とはいうものの難易度が高いので青狸が来たら崇めるのが吉。
・世界をスキャンして計算して未来を予測する
→完璧なら未来は揺るがない(未来を視ることも現在に含まれる)
・神様とか全知的な物と交信して未来を知る
→恐らくそれすら予定に含まれる
・ウラシマ効果をどうにか歪めて未来を見る
→『未来』が『現在』と同時に存在するかは分からない
・未来の側から現在へタイムトラベルしてもらって学ぶ
→タイムパラドックスを解決させれるなら科学者やってます
・超光速物質が勝手に時間遡行をしているのを観測する
→あったとしたらまあいけるかもしれない
・光ではなく今考えた未来子、超光速物質によって光の世界より早く進んだ世界(未来)を見るSF的な
・インチキイカサマ
結論
一言で言います。
やってる事はSF