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初級魔法 『火球』

火球考察


 ファンタジー世界における魔法で代表的なものが『火球』、所謂ファイアボールです。今回はこの火球について素人の秋月が考えてみます。



  まず炎とはなんぞや

何か燃やす物

加熱or着火

↓  ↓

発火 引火


 という過程を経て火が点きます、その火は

・熱

・光


 の二つを発している部分です、「燃えてる何か」とセットなので火球は、主に「燃えてる何か」が飛んでいく現象です。


  ここで疑問

A燃えてる何かとは何か

B何故燃えているのか

Cどうやって飛ばしているのか

Dどうして触れた瞬間に対象が燃えるのか


  Aについて

 まず火球生成の際に近くにある物について考えてみます。

・大気

・地面

・体

・杖


 裸でも火球を出す事は出来るのでおおまかにはこうでしょうか。

 また、飛行中に出す事もあるのでここから更に地面を、杖が無くても出るので杖を除外します。

 すると、大気と体だけになります。

 では体はどうなるのかというと、火球に限らず魔法の使用後に疲労がみられます、その時に消費しているものが『魔力』だと思われますが今回は傍に置いておきます、その魔力以外は消耗している様には見えないので体からの何か、を燃やしていないと考えます(というか消費してたら怖いですよね)。

 残ったのは大気です、燃えているのは塵か何かで燃えやすい様に操作しているのでしょう(集積しながら酸素含有量を弄るなど)。


  Bについて

 何故燃えているのか、これは

・塵が発火するまで加熱している

・何か引火しやすい物が舞っている(気化したガソリンの様なものなど)

・実は粉塵爆発で土or風魔法の応用


 とりあえず三番目は論外です、二番目はアリですが恐ろしい世界です(特定の物質の引火点を下げ、体温などでの着火という実に魔法風な方法もあるかも?)。

 なので塵などを加熱する方法です。とりあえず家電から

1火で炙る

2冷蔵庫の逆利用(圧縮熱)

3電子レンジ(マイクロ波)

4IHヒーター(誘導加熱)


 1はその火を自分で出す事になります。

 2は気体を圧縮して温度を上昇させます、出来るならこれで攻撃した方が早いです。

 3は水素を振動させて発熱を促します、出来るならこれで(ry

 4は電磁波で物質の電気抵抗による発熱を促します、出来る(ry

 なんと、火球が要らない子になってしまいました。仕方ないのでここは魔法に頼ります、火属性に分類される『加熱』以下略なんて言わせない。

 これで火が発生しました。


  Cについて

 今までの結果、飛ばすべきは燃えてる塵です。

 また、塵を集める必要もあります、その方法ならば飛ばす事も出来ると思います。

 では飛ばすにはどうするか、塵を動かす(操る)には

・空気清浄機


 が一番だと考えました、空気清浄機が塵を集める方法は

1ファンによる吸引

2高電圧によるプラズマ放電を利用した(ry

3高電圧をかける電極を用意して逆電荷を持つ電極に集積させる


 の三種類あります。

 1は容器が必要になります(ノズル無しの掃除機の様な物)、これだと消耗品になる上にまんま掃除機を持ち歩くのと同じになります(効率も悪い)

 2は電気を出す事になります、ごちゃごちゃ電磁波を出す方法を探さないといけなくなります(モーターなど?)。だったら雷(風)属性で攻撃した方が早いです。

 3は電極を用意して電気を出す事(ry


 2、3は文明レベルからして難しいと思うので1の掃除機を使いましょう。

(と言っても現代物ならハイテク機械による火球弾発生機、通称『杖』が出来る……?)


 そうしてフィルターに塵が溜まったら圧縮空気とセットで燃やして投げます。


 ……あれ?


 まあ見た目を重視するなら塵単体を何かで撃ち出すのが良いでしょう(ガンパウダーに塵を何割か分けて弾丸の様に発射? 随分な掃除機ですね)。


  Dについて

 これは個人的な疑問で

・何かが燃えてる火球の「燃えてる何か」は散らせそう、というか衝突時に散ってる

・いかにも赤い炎で超高温には見えない(黒体放射なら……?)

・対象が発火点に至らなければ燃えない(高速で突き抜ければなんとかなる……?)

・火球が丸いので絶対細工してる(熱伝導や対流を抑えてる?)



 ここまでのまとめによる火球


超高性能掃除機で塵を集めます

フィルターを魔法で燃やします

投げます

着弾、以上


 これ即席焼夷弾ですね。


  結論


 単純に『魔力』とかいう謎エネルギーを熱エネルギーに変換して攻撃した方が強いと思います。


 あるいは熱だけ『道』を通っていて、途中で塵が燃えているだけの可能性もありますが(今更)。




ついで


火=加熱、熱伝導操作

氷=冷却(熱伝導操作による排熱?)

水=水の運動エネルギー操作と付与

土=大地の運動エネルギー操作と付与

風=大気中の運動エネルギー操作と付与

雷=電気エネルギー操作

無=謎エネルギー(カロリー?)

重=空間が凹む感じ


土水風の三属性は固体・液体・気体の運動エネルギーがどうたらの法則の差異により区別されている、それぞれ土水風も得意とする物質も変わってくるので鋼、血、煙などの派生系もでてくる

残念ファイアボール! これくらいしか出来ないなら土属性のが強いだろうね(土推し)

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