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【挿絵付】月本菜穂物語  作者: ㈱姫神V
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中2、おばあちゃんちで新年会①

お正月、僕のうちは毎年、おばあちゃんのうちで開かれる新年会に参加している。

おばあちゃんは、お母さんのお母さんで、お母さんの兄弟の家族も集まると人数は結構多い。


うちの家族、お母さんのお兄さんの家族、お母さんのお姉さんの家族、の3家族がおばあちゃんの家に集まる。


うちの家族は僕と両親、

お兄さん家族は夫婦と男、女、女の三兄妹、

お姉さん家族は夫婦と女、男の姉弟、


全員集まると、おじいちゃん、おばあちゃんも合わせて14人になる。

そのいとこたちも高校生になると友達付き合いがあったりで来ない、ということも出始めたけど、 今年は全員揃った。


僕はせっかくみんなが集まるなら久し振りに会いたいし、予定を入れずいつも楽しみにしていた。


みんなで食べるお昼が新年会のメインで、それからは帰る家族と泊まる家族とがいた。

今年はお兄さん家族は次の日から旅行に行くというので今日は夜ご飯前には帰るそうだ。


お昼ごはんが大体食べ終わると待ちに待ったお年玉タイム!それぞれ「はい、お年玉」「ありがとう!」を言い合いしっかりと集める。

今年はいくらになるかな!?


挿絵(By みてみん)


お昼を食べ終わると大人たちは居間でそのまま話をして、子供たちは隣のリビングで遊ぶ。

「ねぇねぇ、何して遊ぶ?」

「トランプ?」

「まだ明るいじゃん!公園行こうよ!」

「裏庭の池見に行きたい!」

全然まとまらない(笑)

こういうのも楽しい。


話し合いで決まらないのでじゃんけんになった。

とりあえず勝った直樹くんの希望で公園に行くことになった。

直樹くんはお母さんのお姉さんの子で、いとこの中では一番年下。今年四年生になる。

まだまだ公園で楽しめるんだな。


次が今年五年生の僕。

直樹くんのお姉さんになる菜穂ちゃんは今年中学二年。

お母さんのお兄さんの子達は上から中学三年になる洋一くん、中学二年になる久美ちゃん、六年生になる惠子ちゃんだ。


公園に来たけど、僕より年上のみんなは遊具で遊ぶ直樹くんと付き合う僕を見ながらベンチで話をしている。

さすがに鬼ごっことかには付き合ってくれないみたいだ。


一通り遊具で遊んだ直樹くんに菜穂ちゃんが声を掛ける。

「なお、そろそろ一回戻ろう?次はトランプしようよー」

「トランプ?いいよ!あと一回滑ったらね!」

言いながら滑り台の階段を昇る。

僕はみんなの所に戻る。


挿絵(By みてみん)


「孝介ありがとうね。もうあたしたちが遊具で遊んでたら他の小さい子に悪いから(笑)」

元日でも近所の子たちは結構遊びに来ていた。

「ううん、僕も1人じゃ公園とか行かないし、久し振りで楽しかった」

これは本当のこと。友達と公園に行ってもベンチでゲームしたりはするけど遊具では遊んでないもんな。


最後のひと滑りを終えた直樹くんが合流したのでみんなでおばあちゃんちに帰る。

リビングに戻るとみんな、寒かった~とか言いながら上着を掛けていく。


遊び続けた僕と直樹くんだけがほこほこしていた。

落ち着いたみんなとババ抜き、七並べ、神経衰弱など色々遊んでいるとお母さんのお兄さんが

「みんな楽しんだか?」と言って顔を出す。

みんなは口々に楽しんでまーす!とかちょっと邪魔しないでよ!とか返す。


「そろそろ帰るから支度して」と言って引っ込んだ。あ、もうそんな時間なんだ…

少し寂しく思ったけど、今日は直樹くんと菜穂ちゃんは泊まるのでしょうがない、と思うことにして最後のゲームを終えた。

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