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異文化理解したいのに、なぜか全員が多様性の地雷を踏み抜き、私の胃だけが死んでいく件  作者: めるのすけ
第十六章:続・ITという多様性

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第八十六話:OneDrive同期

私:

…うん、何だこの通知。容量限界?


男性社員:

(ぴくっ)

ちょっと見せてもらっていいですか。


私:

あ、うん。お願いするよ。


男性社員:

出やがったな…OneDrive同期とかいう邪悪の権化。

完膚なきまでに叩き潰してやる。お前の存在だけは許さん…!


女性社員:

え、どういうこと?


MtF:

分かりやすく言えば…パソコンの自動お荷物預かりサービス、ね。


韓国さん:

そうですね、ただし倉庫は小さい…小さすぎますが。


イタリア:

勝手に荷物を預かるくせに、倉庫はやたら狭い。しかも満杯になると機能停止。

下手に整理しようとすると、PCの中身ごと道連れに自爆する――

素晴らしい設計だよ。


ムスリム:

悪魔の所業デース…


MtF:

便利なのは否定しないけど、絶妙な使いづらさで課金誘導してくるのよね、アレ


私:

さっぱりわからん、どうしろと(´・ω・)




・OneDrive同期(クラウド同期)とは

OneDriveやGoogleDriveに代表されるクラウド同期とは、パソコンやスマホの特定データを、「自動的に別の場所にも同時保存する仕組み」である。この別の場所とは自分の端末内ではなく、インターネット上にある会社(MicrosoftやGoogleなど)のサーバーだ。


便利な点も多い。

・パソコンが壊れてもデータが残る

・別の端末から同じファイルが使える

・保存し忘れを防げる


──ここまで聞くと、非常に親切なサービスに見える。

問題はこの仕組みがあまりにも自動的で、分かりにくいことだ。


クラウド同期はデータの保存、削除、移動のような操作を、自動で "紐づいた両方" に反映する。つまりパソコンやスマホでファイルを消す= インターネット上の保存データも消える、という関係になっている。逆も同様だ。


ここで問題になるのが、クラウド(インターネット側)の保存容量。

無料で使えるクラウドの容量上限はあまりにも小さく、写真や動画を何も考えずに(あるいは知らないうちに)同期していると、すぐ上限に達する。


すると何が起きるか。

・これ以上同期できないと、手元の端末で新しいデータを作るたびに警告が出る

・容量限界の警告が出続けたり、課金誘導の案内が表示され続けたりする


初期設定でクラウド同期が有効化されていることが多いため「頼んでないのに勝手に預かっておいて、いっぱいになったら文句を言い続ける」という、非常にストレスの溜まる状態になるのだ。


そして下手に触るとクラウド内部のデータを消して整理したつもりが、紐づいたPC内部データまで、消したデータと同じなんで削除しておきますね、と抹殺しに来る。


分かっている人向けの仕組みなのに、分かっていない人にも最初から有効化されている結果として、悪魔のような所業を行う便利道具。それがクラウドという物なのである。本当に取り返しのつかないことになる前に、お手持ちのスマホやPCのクラウド設定を確認してみることを強く推奨します(筆者経験談)。

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