表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異文化理解したいのに、なぜか全員が多様性の地雷を踏み抜き、私の胃だけが死んでいく件  作者: めるのすけ
第七章:家族という多様性

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

41/63

第四十一話:お見合いという文化2

私:

もちろん、お見合い“だけ”が結婚ルートじゃなかったよ。

職場で仲良くなる人もいたし、地域のコミュニティ、学生時代からの交際……

そういう自然な出会いで結婚する人も多かった。

友人の披露宴の二次会なんて――ほぼ "疑似お見合い会場" みたいになってたよ。


女性社員:

ちょっと想像つかないですね。披露宴の二次会が出会いの場って……


男性社員:

怒られない、セクハラ扱いされない、

クリーンな出会いを、誰か…どこかに……


イタリア:

学生時代からの恋人とそのまま結婚、なんて最高にロマンチックじゃないか!

王道中の王道だよ。


私:

ただ、今は企業のコンプラが厳しいからね。

職場恋愛が分かると、むしろ部署を分けたりするくらいなんだ。


ムスリム:

合理的ではありマスね。

仕事は仕事、恋愛は恋愛。混ざると面倒が増えマス。


MtF:

ただその結果……

"職場" から出会いの場という概念が、ほぼ死滅したのよね。

自治会も町内会も弱くなってるし、地域コミュニティも機能してないし……


韓国さん:

学生時代にパートナーを得られなかった場合、

社会人になってからは自己責任で探すしかない……という構造ですね。


女性社員:

確かに、昔より難易度は上がってる気がします。


男性社員:

これ以上、俺の未来に絶望を上塗りするのはやめてくれ……

どん詰まりじゃねぇか……どうしろと(´・ω・`)




・社会意識の向上と、恋愛の高難易度化

昔は職場、親族からの商会、町内会、青年団、地域イベント…自然な出会いを供給するコミュニティが充実していた。しかしこれらの大半は、現代では大幅に弱体化している。

他者に不快感を与えることは悪だという意識が高まり(これ自体は決して悪い事ではない)、結果として恋愛行動そのものが"ハイリスク"になってしまった結果ともいえる。


その代わりとして "出会う事を目的とする人々が集う場" として、婚活市場やマッチングアプリが現れたわけだが…そこでもまた、熾烈な競争が栗広がっているのは37話~38話で触れた通り。ままならないものですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ