第三十七話:異性との交流
イタリア:
積極的に、情熱的にアプローチして、優しく、そして勢いよく口説く。
これで落ちないレディなんていないよ?
男性社員:
それ、日本人には難易度 SSSなんだわ。
女性社員:
ですね……状況次第では普通にセクハラ扱いになりますし。
MtF:
セクハラの境界線って、文化によって変わるから厄介なのよね。
海外じゃ親愛のハグなんて当たり前だけど、日本でやったら大体アウトよ。
ムスリム:
ソレなら、親御さんの縁を頼るのが一番デス。
家と家の結び付き、大切デース。
男性社員:
いや、そういう文化は日本じゃだいぶ廃れてんのよ。
現代だともはや絶滅危惧種……
イタリア:
ならばなおさら、とにかく試行回数を増やすしかないだろ。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」と日本の諺にもあるじゃないか。
男性社員:
それは経験値上がる前に、心が粉砕骨折するんだわ……。
MtF:
まあまあ、男性社員ちゃんの慎重さも美徳かもしれないわよ。
"動かざること山の如し"ってね。
男性社員:
積極性ゼロって言われてるようにしか聞こえねぇ…
女性社員:
でも正直、好意は男性の方から積極的に示して欲しい願望はありますね…
いえ、でもセクハラとの境目もあるし…うーん。
男性社員:
その境目が曖昧過ぎて、難易度が高いのよ!
ほんとにどうしろと……(´・ω・`)
・ヨーロッパとイスラム圏のセクシャルハラスメント
セクハラ(Sexual Harassment)という言葉は世界共通で使われるが、
どこからがアウトかの基準は、文化圏によって大きく異なる。
南欧では、ボディタッチやスキンシップの許容ラインが日本より広いのが一般的で、肩を抱いたり、ハグをしたりは親愛・友情のジェスチャーとしてごく日常的。
ただし「公私の区別をしっかりする」意識も強いため、職場での接触は握手などごく限定的な場合が多い。
私的な場ではフレンドリーに、公的な場ではシビアなコンプライアンスを。
それを両立させているのが、ヨーロッパ圏の一般的な姿である。
一方イスラム圏では、"男女の身体的接触" は、宗教的・社会的に強い意味を持つ行為
とされることが多く、食事・更衣・祈りなどは別空間で行うのが一般的。
セクハラは宗教的タブーの侵害と見なされ、礼節の破壊、道徳的規範に反する行為として問題視されがち。ようは超厳しい。
「異性へのアプローチ」は、文化差が最も顕著に現れる領域の一つなのかもしれませんね。




