第三十四話:パワーポイント2
韓国さん:
上司さん、次の社外打ち合わせで使うパワーポイント、
チェックをお願いできますか。
私:
うん、了解。
おお、なんというか 統一感があって、すごく見やすいね。
男性社員:
うわ、フォントのサイズも揃ってるし 図形の間隔も均等に揃えてある。
なんというか、教科書に載ってそうなパワポっすね。
女性社員:
男性社員さんのパワポとは対極って感じですね。
MtF:
そうねぇ。
男性社員ちゃんのはエンタメ、韓国さんのは儀礼って感じ。
韓国さん:
機能性と可読性は最優先事項ですから。
内容を理解してもらえない資料に、価値はありません。
見やすい形式を整えるのも、作り手の責務です。
私:
こういうのを作れない私が、"最終チェック権限"だけ持って上司席に座ってるの、
なんか申し訳なく感じちゃうよ。
でも今さら、このレベルを習得できるとも思えないし……どうしろと(´・ω・)
イタリア:
タイピングでさえ苦戦しておられる上司さんに、こんな精度を求めたりしませんよ。
安心してください。
ムスリム:
デキる人が作れば良いノデス。
チームの強みを活かすのが効率的デース。
上司:
それって、慰め……?
それとも普通にディスられてる……?
・韓国系一流企業の"パワポ文化"
韓国の大手企業(特にサムスン、LG、SKなど)では、
資料作成能力は新入社員から叩き込まれる“必須スキル”である。
・フォント統一
・余白の最適化
・図形の等間隔配置
・論理構造が一目でわかる階層化
などが徹底されており、
「PowerPointの完成度=仕事の実力」
と評価される風潮すらある。
そのため韓国の“エリート層”は、日本企業のプレゼン資料を見ると
「なぜここまで統一感がないのか」とカルチャーギャップを感じることも多いとか。
日本は情報の量や詳細なデータ提示を優先する傾向が強いというだけで、どちらの方が優れている、あるいはどちらの方が合理的と単純に比べられるものでもなく、これは文化的な背景や組織の意思決定プロセスによって生まれた違いと言えるのかもしれない。




