第十五話:白子
男性社員:
の、脳みそかぁ。いやまあ、日本人もアレコレ食ってるからな。まさに文化の違いってやつだ。
女性社員:
(*まだフリーズ中)
イタリア:
ま、まあ……魚を丸ごと食べれば脳も食べているわけだし。多少はね?多少は。
男性社員:
そうそう。女性社員だってさ、前の忘年会で出たフグ料理、めっちゃ嬉しそうに食べてたじゃん。白子の天ぷらとか。
女性社員:
え、でもアレは魚であって、脳とかじゃないでしょ?
MtF:
(嫌な予感しかしない)ちょっと、その先は言わない方が……
男性社員:
アレ精巣だぜ? 人で言ったらキン〇マ。ある意味、脳よりエグくない?
MtF:
デリカシーどこ行ったァッ!?(*本日の最大音量)
ムスリム:
精巣。キ〇タマ。宗教的にはセーフですが、心はノーでス……
私:
あああ……どうしろと(´・ω・`)
・白子
魚の精巣(睾丸)のこと。サケ、タラ、タイなど様々な魚のものが食用とされるが、特にフグの白子は高級珍味として知られている。
栄養価が高く、加熱すると外側は薄い膜状になり、中身はクリームチーズやあん肝のように濃厚、とろけるような独特の食感が特徴。この食感を楽しむため、天ぷら、塩焼き、ポン酢和えなどで提供されることが多い。
外見や食感からは連想しにくいが、その正体が「精巣」であるという事実は、食文化が異なる人々のみならず、一部の日本人にとっても非常にセンシティブ、文化的ハードルの高い食材と言えるのではないだろうか。




