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第8話 11月

(電車が走っている音)


(電車に乗る)


(彼女の隣に立つ)


「ん…おはよ…少年…」


「って…なんで少年が?」


(彼女が呆れた顔で)

「今日は祝日の月曜日だよ…」


「少年は…休みなんじゃ…」


(彼女が驚きながら)

「えっ!学校で受験対策講義があるの?」


「受験生は大変だね……」


(彼女が俯きながら)

「でも、そうだよね…少年も高校3年生…」


(寂しそうに)

「お姉さんと過ごせるのはあと5ヶ月くらいかな?」


「ちなみに…志望校はどこ?」


「大学?それとも…専門?」


「就職の可能性もあるかな?…就職試験があるところも多いし…」


(志望校を言う俺)


(彼女が驚きながら)

「えっ?声都せいと大学なの?」


「超名門じゃん…」


「少年…賢かったんだね…」


(俺の頭を撫でながら)

「えらい…えらい」


「うふふ…少年照れてて可愛い…」



「よし…!」


(彼女が突然気合を入れる)


(彼女が腰に手を当て)

「それじゃあ…休日も受験勉強を頑張る少年のために、お姉さんがご褒美あげよう!」


(ニヤついた顔で)

「あ…でも…少年にはさっきの頭なでなでがご褒美だったかな?」


「まぁ…勉強頑張ってるし…ご褒美はたくさんあげるよ」



「では問題です!」


(彼女がニヤついた顔で)

「お姉さんのカップ数はいくつでしょう?」


(呆気に取られる俺)


「へへ…びっくりしたでしょ…これがご褒美だよ…」


(彼女がニヤついた顔で)

「お姉さんの…カップ数を知ることができる権利…いいでしょ?」


(彼女が顔を近づけてきて)

「この前…教えてあげるって約束したしね」


「あれ…もしかして覚えてない?」


「4月に言ったけどな…」


「ちなみに…もちろん、お姉さん以外にお姉さんのカップサイズを知っている人はいません!」


(彼女が耳元で囁く)

「だから…少年が初めて…だよ」


(赤面する俺)


「うふふ…照れてる…」


「……って、照れてないで答えて…」


「少年の降りる駅に着いちゃうよ…」


(答える俺)


「ぶっぶー…」


(彼女が小さな声で)

(口に手を当て)

「もっと…大きいよ…」


「もう一回チャンスあげるから…」


(彼女が耳元で囁く)

(胸をあたりを強調させながら)

「ほら…もっと見て…」


(電車が停車する音)


「あ…少年の降りる駅に着いちゃったね」


「あちゃ…当てられなかったね…少年」


「でも少年…サイズ知りたいよね?」


「だから…何番目のサイズか教えてあげる」


(彼女が耳元で囁く)

「8番目…だよ…」

お読みいただき、誠にありがとうございます。

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