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隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第2章 同じ日常、変わった立場

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第64話 止まらない噂と、確かな実感

前回の更新日時を書き間違えておりました。

修正はしておりましたが、申し訳ございません。


 早くも放課後になった。


「朱莉、ちょっといいか?」


「また?今日2回目じゃん」


「さっきの件なんだけど…」


「周りに言うなと?」


「当然だ」


「多分やけど手遅れだよー?だってさっき何か屋上で葵ちゃんと男が一緒にいたって噂流れてたし」


「え、まじ?……いや、でも早すぎるだろ!」


「まだ男側が誰かまではわかってないらしいけど」


「あいつに迷惑が……最悪だろ、それ」


「でもいずれお前もばれるぞあの雰囲気的に」


「気を付けてる」


「え、あれで?」


「うん」


「うっそだー!丸分かりだもん!雰囲気がにじみだしてるもん!」


「まあ、言わないけどね」


 朱莉は肩を軽くすくめた。


「その代わり、バレても私は知らんからな?」


 俺には何も言い返せなかった。


「じゃ、がんばれよー氷姫の彼氏さん」


 ひらひらと手を振って、朱莉は去っていった。


 ーー手遅れ、か。


 思わずため息が漏れる。


 どうすべきか。このままだと確実にーー


「翔くん?」


 振り返るとそこには葵が立っていた。


「あ、葵……?」


 いつの間に来てたんだ?


「朱莉さんとお話されてましたね」


「ああ、まぁさっきの件で」


 葵は少しだけ考えるように視線を落とした。


「……もう、噂になっているようですね」


「らしいな」


「さっきまでたくさんの生徒に聞かれたので遅くなっちゃって……」


 苦笑するしかない。


「ごめんなー俺のせいで」


「いえ、翔くんはそもそも悪くありませんし、……嫌ではありませんから」


「……え?」


「翔くんと一緒にいることが知られてしまうこと」


 小さく、でもはっきりとした声。

 確かに、鼓動が早くなるのを感じた。


「……そっか」


 それ以上、何も言えなくなる。


 沈黙。


 でも、不思議と居心地は悪くない。

 むしろ、少しだけ近づく。


 意識したわけではない。

 ーーただ、自然と。


 距離が近い。

 お互いに何も発さない。


 やばいな、これ。


「……翔くん」


 名前を呼ばれる。


 それだけで、思考が止まる。

 気づけば、手が触れていた。

 一瞬だけ、葵の指が震えた。


 でも、そっと、握り返した。


「……何してんの?」


 突然、後ろから声がした。

 一瞬で、現実に引き戻される。


 振り返ると、クラスのやつが立っていた。


 彼の視線は俺たちの手にぶっ刺さっていた。


 「……え?」


 俺たちはフリーズしていた。


 やばい。これ完全にーー。


 葵の手をゆっくりと離し、元の場所へと戻しておいた。

 しかし、もう遅い。


「……ふーん」


 意味深な笑み。


「そういうことね」


 葵に迷惑がかかるから否定しないといけないのだが、嫌だった。


 ーーもしかして、詰んだ?


 お読みいただきありがとうございました!

 

 次回はまだ未定です。

 

 次回投稿は4月5日(日)~4月11日(土)の間を予定しております。どうぞ、よろしくお願いします!


 引き続き推敲もしていきます。

 内容については以下の通りです。


 ※推敲履歴


  1/06

   01〜07話 一部文章・文末の変更

  1/10

   08〜11話(閑話①を含む) 一部不自然箇所の表現の変更、セリフの加筆・修正 など

  1/11

   12話   注釈位置の変更

  2/07

   60話   タイトルの修正(61話との統一)

   14〜15話 一部不自然個所の表現の変更、セリフの修正、改行位置の修正

   17~21話 セリフの加筆・修正、一部不自然個所の表現の修正、改行位置の修正

  2/10

   22〜26話(閑話②を含む) セリフの加筆・修正、一部不自然箇所の修正 など

  3/01

   01~05話 誤字の修正および行間の最適化


 *カクヨムでも本作を連載しております。そちらでは一部推敲前の内容が含まれております。読み比べると、表現の変化がわかるかもしれません。



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