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隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第2章 同じ日常、変わった立場

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第63話 学校での二人の時間

更新が遅くなりすみません。

 チャイムが鳴り、教室の雰囲気が一気に緩んだのを感じた。

 ふと葵と目が合った。

 たったそれだけのことで、心臓が早鐘を打つ。


「翔!一緒に食べようぜ!」


 いつものように、時哉が話しかけてきた。


「悪い、今日は先約がある」


「おう、珍しいな」


 そう、先約があるのだ。

 葵と屋上で食べる約束をしている。


 屋上へ着くとそこには既に葵が待っていた。こちらを見つけた瞬間、花笑みを浮かべ駆け寄ってきた。

 それが無性に嬉しかった。


「お待ちしておりました」


「遅くなって悪い、さあ食べようか」


「はい!」


 葵は手際よくお弁当を並べた。


「「いただきます」」


 今日はザ・お弁当というおかずたちが並んでいる。

 空腹の翔にとって、それは光り輝いて見えた。


 唐揚げを箸でつまみ、口へと運んだ。

 揚げてから時間が経っているにもかかわらずサクッと音がした。


「うまいな」


「ありがとうございます」


 葵は満面の笑みで言った。



 少し時が経った。

 昼休みもあと数刻で終わる頃に、屋上には似つかわしくない声がした。


「あー!こんなところで翔が密会してるー!」


 朱莉である。

 よりによって1番見つかりたくなかった相手に見つかってしまった。


 ニマニマとした顔で朱莉がこちらを見ている。

 はっきりと言えば不快だった。


「何でこんなところで氷姫と一緒にご飯食べてるのー?」


 氷姫というのは葵の呼び名である。

 いつも淡々と男子たちの誘いをひたすらに無表情で断ることからついた名らしい。


 葵を見ると感情の読めない顔をしていた。


「家が隣で仲良くなったからだな」


「えー!?そうなの!?」


 翔は頭を抱えていた。こいつが黙っておくことができるのかな。


「まあ、噂になるのは大変面倒なので、黙っておいてくれ」


「えー…こんなに面白いのにー」


 若干不満げな声を上げる。


「それでもだ」


「お願いします。黙っておいてください。」


 葵が朱莉が来てから初めて話した。


「まあそういうならいいけど。絶対それだけじゃないよね?雰囲気的に」


 朱莉はこういう無駄な時だけ鋭いからいけない。


「まあ、そうですね」


 葵は肯定した。

 ちらりと葵を見ると関係を話しましょうと促してくる。


ーーまじか、ここで言うのか。

 もう少しだけ2人の秘密でいてほしかった。


「俺たちは昨日から付き合い始めたんだ」


「は!?あの翔がないない!ありえない!」


 俺も夢見心地なのでそう思うが、そこまで完全否定されると複雑である。

 これから騒がしくなりそうな現実に溜め息をつくことしかできなかった。


お読みいただきありがとうございました!


次回はまだ未定です。


次回投稿は3月22日(日)~3月28日(土)の間を予定しております。どうぞ、よろしくお願いします!


引き続き推敲もしていきます。

内容については以下の通りです。


※推敲履歴


 1/06

  01〜07話 一部文章・文末の変更

 1/10

  08〜11話(閑話①を含む) 一部不自然箇所の表現の変更、セリフの加筆・修正 など

 1/11

  12話   注釈位置の変更

 2/07

  60話   タイトルの修正(61話との統一)

  14〜15話 一部不自然個所の表現の変更、セリフの修正、改行位置の修正

  17~21話 セリフの加筆・修正、一部不自然個所の表現の修正、改行位置の修正

 2/10

  22〜26話(閑話②を含む) セリフの加筆・修正、一部不自然箇所の修正 など

 3/01

  01~05話 誤字の修正および行間の最適化


*カクヨムでも本作を連載しております。そちらでは一部推敲前の内容が含まれております。読み比べると表現の変化がわかるかもしれません。

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