表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第2章 同じ日常、変わった立場

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

66/68

第62話 近くて遠い距離

付き合ったからこそ、できなくなってしまうことがある。


そんな朝の、近くて遠い距離。

*葵Side


 制服に袖を通した瞬間に、私は小さく深呼吸をした。


「今日は、いつも通りに過ごさないと!浮かれちゃダメだ!」


 そんな声が1人の部屋で響き渡った。


◆◇◆◇


*翔Side


 いつも通りの朝。いつも通りの通学路。いつも通りの学校。


ーなのに。


 俺は今、これまでで一番といっていいほど平常心を意識していた。

 今日から、葵と“付き合っている状態”で学校に行くのだ。



 昨晩、葵との話し合いで「交際関係をみんなに言わない」と決まっている。

 よって、彼女とあまり話せないということになる。

 想像していたよりも、かなり辛い。


「おはようございます」


「おはよう」


 葵ともっと話したい。

 席に着くと、時哉に話しかけられた。


「おう、今日はやけにご機嫌じゃねえか。何かいいことでもあったか?」


「そうかな…?」


「ああ。あからさまにいつもよりテンション高いぞ?」


「そんなことないよ」


 そう答えた瞬間に、後ろの席にいる葵の気配を感じた。

 声をかけたい衝動を、必死に押し殺す。


ーだめだ。今日はいつも通りでいなきゃいけない。


「ふーん?そうか、まあいいけど」


 時哉はそれ以上突っ込んでくることはなかった。

 人との距離はしっかり推し量れる男であることを再認識したし、ありがたい。しかしその反面で、少し寂しく感じた。


 好きな人がすぐそこにいるのに、表立って話せないというのも想像以上の拷問だ。


◆◇◆◇


*葵Side



 席に着いてから、彼が後ろを向かないことを祈っていた。

 彼が振り返ったら、目が合ってしまうから。

 目が合ったら私は多分、我慢できない。


ー平常心、平常心…


 いつもと同じ教室。

 いつもと同じ朝の雑音。


 なのに、なぜか私の胸の奥は落ち着かなかった。

お読みいただきありがとうございました!

何か時哉あたりが出てきたのめっちゃ久々に感じますね(笑)


次回は2人の昼休みの過ごし方を書く予定です。


次回投稿は3月1日(日)~3月7日(土)の間を予定しております。どうぞ、よろしくお願いします!


引き続き過去話の推敲もしていきます。

内容については以下の通りです。


※推敲履歴


 1/06

  01〜07話 一部文章・文末の変更

 1/10

  08〜11話(閑話①を含む) 一部不自然箇所の表現の変更、セリフの加筆・修正 など

 1/11

  12話   注釈位置の変更

 2/07

  60話   タイトルの修正(61話との統一)

  14〜15話 一部不自然個所の表現の変更、セリフの修正、改行位置の修正

  17~21話 セリフの加筆・修正、一部不自然個所の表現の修正、改行位置の修正

 2/10

  22〜26話(閑話②を含む) セリフの加筆・修正、一部不自然箇所の修正 など

 3/01

  01~05話 誤字の修正および行間の最適化


*カクヨムでも本作を連載しております。そちらでは一部推敲前の内容が含まれております。読み比べると表現の変化がわかるかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ