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隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第2章 同じ日常、変わった立場

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第60話 初めてのおでかけ①

今回も視点が分かれています。


*葵Side


 私は鏡の前で、何度目かわからない溜め息をついた。


ーー初デート。


 たったそれだけの言葉なのに、意識した途端、胸が苦しくなる。


「何の服なら翔くん喜んでくれるかな~」


ーーいつもなら、こんなことで悩まなくていいのに。


 少女の声がやたら1人の部屋に楽しそうに響いた。


*翔Side


 俺は今日、初めて推し、もとい彼女とデートする。

 葵と会うと考えると、すごく胸が躍る。


「早く会いたいな……」


 今日は家の前ではなく、駅前で待ち合わせをしてみた。


葵曰く、

「たまには……待ち合わせのドキドキ感が、ほしい、です」

とのこと。


 しばらくして。

 つい、早く着きすぎてしまった。2時間ほど早く着いたのだが、なぜか既に葵がいた。


「まだ早いけど、何でいるんだ?」


「ちょっと早く着きすぎちゃって……」


「早すぎだろ」


 俺が言えた話ではないのだが、早すぎではないだろうか。


「まあ、早く着いたことだし、行こうか」


「……はい」


 今日は水族館に行く。

 初デートが水族館というまあ、ド定番な行き先である。テンプレ通りは好きじゃないのだが、デートは先人の学びに、素直に従うことにしてみた。


 2人で並んで、水族館の入場チケットを買う。

 お互いが財布を出そうとし、お互いが手で制する謎現場が誕生していた。


「いやいや、俺に出させてくれない?」


「だめです。私が出します!」


 埒が明かない。


「じゃあさ、ここは俺が出す。昼ご飯代は葵に出してもらう。ってことでどうかな?後ろの人たち待たせちゃってるし」


「……わかりました」


 まあ、納得はいっていないようだが、まあいいだろう。

 入るとたくさんの魚が出迎えてくれる。


「綺麗ですね」


「ああ、そうだな」


 さすがに葵のほうがきれいという言葉は思い浮かんだが口に出すのは憚られた。そんなことを言うキャラではないのである。

 やがて昼食時になった。


「今回は私の番ですね!」


 とても嬉しそうだ。


「本当に甘えてもいいの?」


「よくなかったら言いませんよ!さあ!行きましょう!」


 そういって彼女は俺の手を引っ張り、可愛くはしゃいでいるのであった。

お読みいただきありがとうございました!


引き続き、2週間に1度、新しいエピソードを公開し、投稿しない週に推敲しようと思います。


次回投稿は2月1日(日)~2月7日(土)の間となります。できる限り早めに投稿できるように頑張ります!


また次回は、2人の午後の過ごし方を描こうと思います。

お楽しみに!


※推敲履歴


 1/06 01〜07話 一部文章・文末の変更

 1/10 08〜11話(閑話①を含む) 一部不自然箇所の表現の変更、セリフの追加・修正 など

 1/11 12話   注釈位置の変更

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