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隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第1章 2人の独特な距離感

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閑話  葵の想い 〜後編〜

無事閑話2話目も間に合いました!


 玄関の扉を開けると、そこには予想外の光景があった。

 翔くんが、外で待っていた。


(……翔くん……!)


 胸が熱くなるのと同時に、ひやりとした風が感情の動きを隠すように頬を撫でた。

 けれど、翔くんの表情はどこか暗い。


(……まあ、炎上してるから当然かぁ。)


 この瞬間、翔くんが“告白する覚悟”を決めていたなんて、葵は想像もしていなかった。


 そのまま家に通される。

 けれど、緊張で身体が変にこわばってしまう。


(この服、変じゃないよね!?今日だけは笑われたくないんだけど……)


「大丈夫か?」


 翔くんがそっと声をかけてくれる。

 でも、私は返事ができなかった。

 心配をかけたくない。でも、電話で嘘をついたばかりで、これ以上の嘘はつけなかった。


 ソファに並んで座る。

 あと少し手を伸ばせば触れられる距離。

 それなのに、沈黙だけが積もっていく。


 耐えられなくなって、私は小さく声を漏らした。


「………ごめんなさい……」


「謝る必要はないよ。お前は悪くないだろ?」


(そ、そんな優しく言われたら……もっと……好きになっちゃうよ……)


「………あ…ありがとう…ござい、ます」


 涙が溢れてきた。

 本当は泣きたくなんてなかったのに。

 弱いところなんて見せたくなかったのに。


 そんな時だった。


「…………葵、俺は、お前のことが好きだ」


 思考が真っ白になった。


「………え?」


 喉がぎゅっと苦しくなって、声が震えた。

 これ以上なにか言葉を出したら、全部崩れてしまう。


「……………俺と、付き合ってくれるか?」


 胸の奥からせりあがった言葉は、たった一つ。


「……うん!」


 その瞬間の翔くんは、世界でいちばん眩しかった。


 気がついた時には、自分の部屋のベッドの上で、布団に顔を埋めて転げ回っていた。


「……夢じゃないといいなぁ……」

ここまでお読みいただきありがとうございます!


閑話ということで、葵視点で書かせていただきました!

やはり書くのめっちゃ楽しい…!


さておき、いよいよ1周年ということで、繰り返しにはなってしまいますが、

1年間お読みいただいている方、途中からお読みいただいている方、すべての皆様に感謝申し上げます。

本当にありがとうございます!

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