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隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第1章 2人の独特な距離感

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第37話  共同生活の終わりと半同棲生活の再開

今週2本目です。

朱梨が今日で家に帰ることが決定した。(というより、本人が決断した。)最初の方は焦りが強かったはずなのに、人間の慣れというのは本当に恐ろしく、確かに戸惑いもあったが、何だかんだこの生活も楽しく、名残惜しさがあるというものだ。


「今日までありがとー」


「どういたしまして。こちらこそありがとうな。料理とか、めっちゃ美味かったし」


「そりゃどうも」


言葉では素っ気なさそうにきこえるが、顔はとても緩んでいる。褒められてうれしいのだろう。


「じゃ。また学校でね」


「ああ。またな」


朱梨が帰ってしばらくした後、携帯で葵に朱梨が帰った旨を連絡しておいた。


葵とのメッセージ

※『』:葵 / 「」:翔


『嵐は去ったようですね』


「確かに慌ただしいからその比喩があながち間違いといえないのが怖い(笑)」


『まあ、別の意味もあるのですが…』


「別の意味?」


『お気になさらず』


「えぇ…?」


別の意味とはいったい何なのだろうか。気になるが、教えてくれる気もまったくといっていいほどしないので、余計なことを言わない方がいいのかもしれない。


その日の夕方、葵がこれまで通り合いかぎを使ってやってきた。


「何か顔見るのも久しぶりだな」


「いろいろあって、会えてませんでしたからね」


「今日の夜ご飯はなんだ?」


「今日はカツカレーにしようかと。」


「やった!」


「好きなんですか?カツカレー」


「大好きなんだ」


「へ、へー。そうなんですね」


「あぁ。今日も楽しみにしてる」


「では、準備してきますね」


カレーも作るのがめんどくさいのだが、トンカツはあげなければいけないので、ハードルは跳ね上がる。俺に作れるかって?できるわけないだろう。


「できました」


「おぉ。美味そう」


レストランで出てきてもおかしくないくらいに、きれいに盛り付けられている。


今晩の献立


 ・カツカレー

 ・サラダ

 ・コンソメスープ


いつもよりやや品数は少ないが、美味いことだけはわかる。絶品だ。


「幸せだなあ。こんなのが毎日食えるなんて」


「お安い幸せですね」


「は?お前、ちゃんと自分の価値を自覚した方がいいぞ」


学校の男子に言わせてみれば、葵の料理を食べる権利など喉から手が出るほど欲しいだろう。


葵といい、朱梨といい、みんな料理できてすごいな、などと的外れなことを考える翔なのであった。ちなみに、意外かもしれないが、時哉も実は料理や掃除などができる。(できるだけで、やってるとは言ってない)ごく稀にだが、この部屋の手伝いを手伝ってもらったこともあるくらいだ。まあ、3日も持たずに散らかった


お読みいただきありがとうございます。

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