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隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第1章 2人の独特な距離感

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第27話  推しの油断①

 葵が過去について話し終わると、いつの間にか夕食の時間になっていた。


「そろそろ、夕食の時間ですね。簡単なものでよろしければ今から作りますよ。」


 さすがに、過去について話した挙句、泣いた後の彼女に夕食を作れというのは酷であろう。しかし、自分では食べられるレベルを作れるとは思えない。そこで、毎度お馴染みと言っても過言ではない、某デリバリーアプリを活用していこうと思う。


「さすがに申し訳ないよ。だから今日は、デリバリーしよう。」


「……わかりました。」


 スマホを葵に手渡す。さすが、現役JKというわけで慣れた手つきでスマホを操作していく。

 しばらくすると、何にするか決めたらしい葵が


「これがいいです。」


といってきた。Noなんて言えるはずがないだろう。


「わかった。」


 葵が選んだのは、カレーである。あまり辛いのは得意ではないらしく、2辛が選択されていた。

 俺は、辛いのが大好きなので、7辛を選択する。


「じゃあ注文確定しとくな。」


 25分ほど経ってからピンポンが鳴った。おそらくだが、頼んでいたカレーが来たのだろう。


 ハムハムと小さな口でカレーを食べている姿はとても愛らしい。


「あなたのカレーも一口貰っていいですか?」


「は?」


「海鮮カレーも気になったので……ダメ…ですか…?」


 推しにこんなことを上目遣いで頼まれて断れるやついるわけねえだろ。断れたらそいつは人じゃねえ。


「どうぞ。」


「ありがとうございます。」


葵がスプーンですくって小さな口でハムっと食べた。


「はぅ……。辛いです。」


どうやら彼女には相当辛かったらしい。顔が真っ赤だし、涙目になっている。正直、目の前にいる葵が可愛すぎて死にそうである。


「私のも食べますか?」


 再び爆弾が落とされた。


 ちなみに、彼女のカレーはバターチキンカレーである。とても魅力的な提案だ。しかし、貰ってもいいのか?これは間接キスになってしまうのでは…。まあ、いいか!


「じゃあ、ありがたくもらおうかな。」


「はい、あーん。」


「いやいや、自分で食べるよ?」


 何なんだ?推しにあーんとかしてもらったらだめになるに決まっている。意地でも断らなくては…!いや、しかし、この機会を逃したくない自分がいるのもまた事実。


 現役DK、欲望には勝てず。


 あーんされてしまった…。彼女のスプーンで。最&高。


お読みいただきありがとうございます。



次回の投稿予定日は11月21日(木)の予定です。

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