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隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第1章 2人の独特な距離感

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閑話②  推しと週末デート?

「今度の週末空いてますか?」


「空いてるけど…。何かあった?」


「いえ。……あの…。よろしければなんですけど…。ショッピングに付き合っていただけませんか?」


「了解。ちなみに、何見るとかあんの?」


「洋服や家電などを見たいなと思いまして。」


「なるほど。俺は、荷物持ちになればいい?」


「……持っていただけるとありがたいなと。」


「よっしゃ!任せろ!」


 ん?ちょっと待て。推しと一緒に週末デートってことでOK?最高かよ。


 いよいよやってきた土曜日。今日が推しとショッピングモールに行く日である。

 学校の奴らに見つからないかは不安だけど俺も髪型を変えて、変装風にしてるし、大丈夫だろう。


 ちなみに本来は、集合からした方がいいのだろう。しかし、2人で話し合った結果、合理的に隣だしピンポンでよくね?となった。


 まあそれはいい。どころか、賛成派だ。

 問題は葵の私服姿が可愛すぎて見惚れてしまうことだろう。


「ボーっとしてどうかしました?」


 小首を傾げている。なんやこの生き物。可愛すぎるやろ。


「いや、ばっちり決まってるなーと。可愛いよ。」


 いかん!つい、可愛いって本音が出っちゃった。


「……ありがとうございます。」


 真っ赤な顔でお礼言われた。可愛すぎる。

 可愛いくらい学校で言われ慣れているだろうに。なぜ照れてるんだろう…。


 ここから、ショッピングモールまでは電車で15分ほどの距離にある。


 着いた。


 葵は、目に見えて上機嫌だ。


「手、繋ぎます?」


「へ?……繋ぎます…?いいの?」


「なぜ疑問形なのですか…。大体、私から持ち掛けているのだから、ダメとはいいませんよ。」


 言われてみれば確かに。


「何で、手を繋ぐのか聞いてもいい?」


「1人になったときに男の人に話しかけられるからです。恋人風に見せておけば話しかけられることはないかと思いまして。」


 ……なるほど…。納得…できる…か…?

 推しと手をつなぐとか…。俺、死ぬかも。


 繋いだ。


 おててやわらかい。葵がさらに上機嫌になった気がする。なんかスキップしだしたよ。この子。可愛すぎない?もはや天使だろ。女神かな。


 俺にとってその日は一生忘れられないような思い出になったことは言うまでもないだろう。




追記


 葵と俺は、帰りがけにゲームセンターに来ていた。なぜなら、彼女がゲーセンに行ったことがないというからである。


さすがに行ったことがないと言われれば、連れて行きたくなるというものだろう。


「音が大きいです。」


「そりゃあ、ゲーセンだからな。何したいとかある?」


「あれしてみたいです。」


 指さしたのは、クレーンゲームだった。


「じゃあ、やってみようか。」


 そういって、俺は、財布を取り出して、ナチュラルに500円玉を機械に入れた。


「ここのクレーンゲームはアームの強さが意外と強いから、おすすめできるぞ。」


「そうなんですか?」


「ああ。」


 一生懸命な顔つきでクレーンを動かしている。やばっ。可愛すぎる件について。誰か助けて。


「プリクラとやらをやってみたいです。」


 へ?今、なんつったこの子?


「マジで言ってる?」


「はい。…ダメですか?」


 上目遣いでこんなこと言われて断れるやついる?いねえよな。


 その写真はきっちり包装して、俺のスマホケースの中に入ったことについては別の話だ。

お読みいただきありがとうございます。

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