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隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第1章 2人の独特な距離感

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第22話  終了式後の予想外

 今日は修了式だ。

 卒業式では違って、校長の話もあまり頭に入ってこないし、感慨といったものも存在しない。

 ようやく学年が上がるのかといった程度だ。しかし、翔は優等生の部類に入るため、表立って『退屈です!』みたいなことはしないようにしつつ、今日の昼食はどうしようかなどと考えていたのだった。


 ようやく学校が終わったのだが、時哉が大荷物を持ってこちらに近づいてくる。


「どうしたんだ?そんな大荷物で。今日は修了式なのに何を持ってきた。」


「頼む!泊めてくれ!」


「は?」


 いつものことながら急すぎるのだ。こいつは。


 まあ、1回泊めたこともあるしいっか!

 と思っていた数時間前の自分をぶん殴りたい。というか、連絡を忘れていた自分のせいなのだが。


「は!?何で田中さんがこの家に!?」


 説明しよう!時哉がいるなんて露知らず葵が合鍵でいつものように入ってきて時哉と鉢合わせしちゃった!……どうしよう。この状況。


 ありのままを話すことにした。


「はあ…。つまりはPCトラブルに恩義を感じた田中さんが翔の家に来て、夕食を作り、一緒に食べてることでOK?」


「ああ、そういうことだ。」


「ほぼ通い妻じゃん。この状況。」


「……そういうことじゃない!互いに恋愛感情はないし通い妻とかじゃないだろ。」


 否定しなければならないだろう。


「私にそのような意図はありませんし、あり得ません。」


 そこまできっぱりと否定されると、何かちょっと思うところがあるのだが、仕方のないことだろう。


「そうかなあ…。」


 あまり納得できないご様子で。んー。布団なしで廊下にでも転がしとこうかな。


「こないだ泊まりに来た時のお裾分けも田中さんのやつ?」


 葵はよく覚えていないようで、こちらを窺っている。


「ああ。そうだ。」


「旨かったなあ。あれ。」


 と時哉がしみじみしていると、葵にちょいちょいと来るように指示される。


「どうした?」


「どうしたじゃないです。何でご友人がいるのに連絡しないんですか。」


「普通に忘れてた。すまん。」


 相当ご立腹のご様子だ。どうしよう。これで今後作っていただけないとかになったら。俺、生活できない…(´;ω;`)。


「はあ。次からは気を付けてくださいよ?あと、真島さんにはしっかりと口止めしておいてください。」


「了解。絶対にしとく。」


「これでチャラです。戻りますよ。」


「了解。」


 よかった…。まだ作ってくれるみたいだ。

 今日も推しは素晴らしく優しいらしい。


お読みいただきありがとうございます。


次回の更新予定日は本来の11月10日(日)に上げたいと思います。

遅れたらすみません。

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