表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第1章 2人の独特な距離感

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/64

第19話  推しへのプレゼント贈呈 前編

最近、忙しくなってきたので2日に1話投稿に変更したいと思います。

今日は葵の誕生日だ。

夕食後に、一瞬部屋に戻って紙袋を持ってきた。中には3つ入っているのでかなりのサイズになってしまった。ソファの横にすると紙が擦れる音がしたらしく、葵がスマホで何かしながらこちらを窺っているのが気配でわかる。

ちなみに、駅前のクレープを代償にして例のものを購入しに朱梨と行ったのだが、間違いだったかもしれない。確かに高1男子がレジにぬいぐるみ抱えて並んでるところを想像したらシュールだったのでどう考えてもついてきてもらうのだが、終始にやにや、もとい、にまにまとした顔で見られたのでどちらにしても気恥ずかしかった。

しかし、買ってしまったものは仕方ない。

腹を括って渡すことにする。


「ん。これやる。」


「はい?」


「今日誕生日だろ。」


「そうですが…。何で知ってるんです?誰にも誕生日なんか教えたことないのに。」


「この前、学生証を落としていったことがあっただろ。」


「ああ。別に気にしなくてもよかったんですよ。私、誕生日なんて祝わないですし。」


「そうか。じゃあ、日ごろの感謝として贈らせてもらおうか。」


あっさりと引き下がりつつ、ちゃっかりプレゼントを渡す翔に葵は困惑しつつも受け取ってくれた。


「じゃあ、ありがとうございます。今、開けてもいいのですか?」


「いいぞ。」


ゆっくりと丁寧に包装を外し、開封していく。

1つ目の箱が開けられた。


「ハンドクリームですか。」


「肌荒れ防止にな。無香かつ効果が出るやつを選んだからぜひ使ってくれ。」


「実用的ですね。ありがとうございます。」


「お前、どっちかというと実用性に重きを置くタイプだと思ったから。」


「よくお分かりで。」


彼女はおそらく、安物買いの銭失いはしたくないタイプだ。


「あれ?まだ箱が…。」


2つ目の箱をこれもまた丁寧に包装を外し、開封していく。


「これは…。キーケースですか。」


「合鍵を渡したからな。ポーチに入れて不便そうだったし。これもぜひ、使ってくれ。」


「まだ箱が見えるのですが…。何個用意してるんですか…。」


「安心しろ。あと1つだ。それは、俺による独断と偏見で選んだおまけだな。」


視線をそらしながら言うと納得してなさげに、


「おまけですか…。」


と呟いた。開けてみた方が早いと判断したらしい。最後の箱もまた丁寧に緩慢な動作で開封していく。


「……くま?」


葵が呟いた言葉は、それが模した動物名だった。


お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ