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隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第1章 2人の独特な距離感

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第15話  鍵を渡した次の日

更新遅くなってすみません。

今日は、いつもと違ってインターフォンが鳴らない。


 ――合鍵で入ってくるのだ。


 その事実を意識した途端、妙に落ち着かなくなる。

 ソワソワしていると、玄関の方からガチャリ、と鍵の回る音がした。


「こんばんは。お邪魔します」


 聞き慣れた声。

 葵は、どこか少し緊張した様子で、いつものようにキッチンへ向かっていった。

 今さらだけど――同年代で、しかも推しのVtuberが、自宅のキッチンで料理している。

 冷静でいられるわけがない。正直、かなりクる。


今日の献立(すべて葵作)


・炊き立てのごはん

・お出汁たっぷりの味噌汁

・鮭のムニエル



 The・和食って感じだ。見るからに美味そう。  


「「いただきます」」


 ひと口食べて、すぐにわかった。

 どうやら味付けは、ニンニクバター醤油らしい。


 ――うまい。


 いや、めちゃくちゃうまい。

 濃厚なニンニクバター醤油が鮭に絡んで、箸が止まらない。

 ごはんとの相性が良すぎる。何なんだ、これは。

 やっぱり、目の前の推しは魔法使いだ。


「めっちゃ美味い! 箸が止まらない。いつもありがとな」


「どういたしまして」


 返事は簡潔。でも、どう見ても嬉しそうだ。

 いつもより表情が柔らかくて――かわいい。

 無我夢中で食べ進めていたら、あっという間に皿が空になってしまった。


 ……もっと食べたかった。


「じゃあ、食器を洗ってきますね」


「いや、今日からは俺にさせてくれ」


「いえ、でも……」


「いいからいいから」


 半ば強引にキッチンへ向かうと、葵は残っていた食器を手に取ってついてきた。


「せめて、運ぶくらいはさせてください」


「ありがとう」


 笑顔を意識して、そう言う。


「どういたしまして」


 返ってきたのは、満面の笑み。

 ――やっぱ、かわいい。

お読みいただきありがとうございます。

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