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隣に住む同級生が実は推しのVtuberだった件。  作者: Morning
第1章 2人の独特な距離感

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第10話  推しと一緒に夕食①

今回、めちゃ長くなりました。

 昨日、葵にまさかの提案をされて戸惑っていたのだが、葵は冷静に


「この先必要になるので、連絡先を交換しておきましょう。」


と言われ、交換した。やった!推しの連絡先ゲット!


 今日、学校でもそわそわしっぱなしだった。そりゃそうだ。推しの手料理が出来立てで食べれるんだよ?ワクワクしない方がおかしいって。


 いよいよ、夕方になり、ピンポンがなった。


「はーい」


「入れてください。」


「どうぞ。」


 うーん。なんか会話がシュール。


「部屋汚っ!」


「すまん。」


 推しに部屋が汚いって言われた。とてもショックだ。こうなるなら、もっと早く片付けておけばよかった。


「とりあえずごはんを作る前に、テーブル周りとキッチン周辺を片付けてしまいましょう。残りは週末に。私も手伝いますから。」


「悪いな。」


 天使かな?この子。


 掃除が始まった。彼女はめちゃめちゃ手際よく片付けていく。ル〇バも驚愕のスピードである。こんな例えをしたが、夜で掃除機は使えないから、今日はワイパーである程度ほこりなどをとって済ませるとのこと。掃除できる人の発想は違うね。


「よし!掃除終わり!じゃあ、今から作りますね。今日は、調味料や器具などがどれほど揃っているかわからなかったので、簡単なもので済ませます。すみません。」

「いや、作ってもらえるだけでありがたいというか…。むしろ、掃除に料理に申し訳ない。」


 と会話をしながら、葵は家から持ってきたらしいエプロンを装着して、髪をゴムでまとめている。絵になるなぁ。


「調味料はどこですか?」


「そこの棚の中の箱にまとめて入っている。ちなみに保存も完璧だ。」


「あら、意外。」


「何を勘違いしているのかはわからんが、すべて未開封だからだぞ。」


「それでなぜ威張れるのですか…?」



 呆れられてしまった。悲しい。


「でも、ある程度器具や調味料は揃っているので、明日からは凝ったものが作れそうですね。」


「本当にありがとうな。作ってもらえるだけで本当にありがたいよ。」


「あ、そういえばアレルギーなどはありませんか?好き嫌いは受け付けておりませんが。」


「アレルギーはないぞ。」


「了解しました。」


 推しの美少女且つ学校のマドンナが自宅のキッチンで自分のために料理を作ってくれている。最高すぎる。この状況。


今夜の献立 ※すべて葵作。

 ・鰆の西京焼き

 ・卵焼き

 ・味噌汁

 ・ごはん


 前から思ってたけど、この人和食作ること多いよな。まあ、おいしいからOK!


 西京焼きは骨が処理されていて食べ易く、味噌も程よい漬け具合で控えめに言って最高。

 卵焼きはだし巻きでほんのりお出汁がいい感じ。控えめに言って最高。

 味噌汁はホッとするお味。控えめに言って最高。

 やっぱ魔法使いだわ。


「めっちゃ美味い。ありがとう。」


 彼女は見るからにホッとした顔をした。


「それはよかったです。」


 一心不乱に食べ続けていると、いつの間にか皿から料理が忽然と姿を消していた。何で?お前が食べたからというツッコミは受け付けません。


 二人とも食べてしまった。


「ごちそうさまでした。めっちゃ美味しかった。これがこれから毎日食べれるとか俺、幸せ者すぎんか?」


「お粗末様でした。いいんじゃないですか?幸せになっても。」


 彼女も料理が上手である自覚はあるらしい。

 ちなみに彼女が料理中は手を出させてもらえなかった。いつかは、推しと一緒に料理して見せるんだ!

お読みいただきありがとうございます。

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