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プロローグ2
関わることなんて多分ナイ。そうでしょう?
「あ、良い天気。」
薄くグラデーションになっている雲ひとつ無い遠くの夕焼け空を見て、私はそう呟いた。夕方にそんな事を言うのはおかしいな、そう思ったが 誰にも聞かれていないので気にしない。窓際まで寄り目の前の窓を思い切り開けると 暖かい春風が頬を撫でた。目の前には大きな桜の木が有り校庭は見えないが、そこからもこの教室は見えない。私にはそれが丁度良かった。
校庭から聞こえる生徒たちの声は私には眩しく、何処か嫌気が差していた。 そんな自分も キライだった。
特に理由もなく桜を眺めていると、花びらが前髪に舞い降りてきた。私なんかには似合わない綺麗な桃色の桜も、きっとあの子には似合うんだろう。窓の外に手を伸ばすと、そっと花弁を風に飛ばしてやった。
その時ふと前を見ると、枝の隙間から校門の近くに誰かいるのが分かった。 窓の縁に手を掛け前へ身を乗り出すと、 こちらを振り返るキミと目が合った。
プロローグ2も見てくださるって、神ですか?
本編書くの多分遅くなりますが読んでくださると嬉しいですぅぅ!⬆️⬆️