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84幕目 配線
雨宮「…もう一度、言うけど…予算足らなかったのね…」
リリーワイト「…不格好なこれ…あいつかぁ…まぁ、おにあいだろう」
雨宮「…にしても…熱い…これ、自然に熱くなるから…なんかホットプレートになるな、もちろん電気いらず」
リリーワイト「いいね、売り出そう!」
権常寺「発想が転売ヤー!」
リリーワイト「まぁ、そんな電線、私のビリビリでショートさせれるけどね」
配線に触手を突っ込んで、電気を流したのか焦げ臭いにおいが出てきた。
雨宮「…焼けてないよね?」
リリーワイト「やけてないよー」
権常寺「で?こっからどうするんだ?」
リリーワイト「それはもちろん~?」
雨宮「もちろん…?」
リリーワイト「パワーセルを引っこ抜く」
雨宮「案外簡単だね」
リリーワイト「だって、これが電力の代わりだもん」
雨宮「…へぇ…」




