43/297
43幕目 魔法
雨宮「…しかし…なにか体変だな…」
そう、なにか違和感が凄いのだ…なんでだ？
雨宮「…まぁいいや、外に出てみようかしら…」
外は久しぶりの平穏が訪れていた。
権常寺「お、雨宮だ…おっすおっす」
雨宮「権常寺だ…」
権常寺「どうした？そんな浮かない顔をして…」
雨宮「すこし…体に違和感が…」
権常寺「見せてみろ…」
違和感のある場所を見せた。
権常寺「何もないぞ」
雨宮「あれー？なんでだろ…」
権常寺「なにかの幻想だろ、起きろ！」
雨宮「はにゃ？何もないぞ？」
権常寺「…なんでメコ連れてるんだ？」
雨宮「え？どこから？」
メコ「めー…っていう必要ないか」
雨宮「…どういう意味よ」
メコ「ああ、雨宮の魂と私の魂、リンクしただけだから…ずっとこの姿でいれるのだよ」
雨宮「…そうか…じゃ、体のだるみって…」
メコ「うん、その弊害だね」
雨宮「お前が犯人かぁ!!!」
