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30幕目 ダイナミック
雨宮「いた!」
フォログラマーがいた、自爆プログラムを一個一個解除していっている…
フォログラマー「先に逃げとけ!」
雨宮「でも…」
フォログラマー「わしは大丈夫だ、だから、任せた」
雨宮「…これだけは渡しておく…だから…死なないで、生きて帰りましょう」
フォログラマー「ああ」
渡したのは、簡易ジップライン装置だ、簡単にジップラインが引ける、これが…能ある鷹は爪を隠す…
雨宮「なるべく遠くに!」
惡喰「あのおっさんは!?」
雨宮「後ででてくる!」
私たちは遠くに離れた、そして轟音とともに、崩れる音が聞こえてくる。
雨宮「…脱出できたのかしら…」
惡喰「…さがしてくる」
雨宮「同じく…」




