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290幕目 屋敷
さて……この屋敷広すぎないか?
雨宮「…外から見たのとはスケールが違いすぎる…」
ナタリー「見えてるものがすべてではないからね…」
ヴェロニク「…ねーねー、あの部屋から物音聞こえない?」
雨宮「…誰かいるんだろうか…」
でも人の足音ではないことに気が付いた。
雨宮「…人ではないな…」
すると、勢いよくクマのぬいぐるみがドアを開けた。
雨宮「…あのクマじゃないか?」
ヴェロニク「だねー」
雨宮「…そういや名前聞いてなかったな…」
????「ピーちゃんでいい」
雨宮「おけ、ピーちゃん、あれにはフィールド効かないの!?」
ピーちゃん「あれ無機物」
雨宮「…さて、回れ右―、にげろー」
私たちはクマのぬいぐるみと追いかけっこする羽目になった。




