21/297
21幕目 夕暮れに君沈む
私は海に行った、そして、夕焼けのころ…
キッド「あ、ここにいた…奇麗だよね…不思議だ…」
雨宮「ああ、そうだな……」
キッド「悩み事か?」
雨宮「ああ、そうだな…」
キッド「吐き出してもいいんだぞ?」
雨宮「…このままでいいのかなって…」
キッド「なにが?」
雨宮「フレッドと同盟結んだけど…裏切ったりしそうで怖いんだ」
キッド「…それは信じるしかないよ…」
雨宮「奴は私の兄を喰い殺してるんだぞ!?そしてそいつを信用しろと!?」
キッド「…そうだけど…過去は過去のこと…今は未来の事を見ようよ…」
雨宮「だな…過去は変えられないんだ…きっと…」
キッド「…太陽、沈んだね…」
雨宮「…あれも…人工的に作られてたりして…まぁ、その説はないだろう…」
キッド「だね…さて、帰ろうか…」
雨宮「…わかった…よっこいしょ…」




