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149幕目 過去の思い出
雨宮「逃げるよ!」
フォログラマーはその場に固まっていた。
雨宮「何してる…の…」
フォログラマーの手には…女性が映っていた。
雨宮「フォログラマー…」
フォログラマー「…ああ、わかっている…あの過ちを繰り返してはならん…そうだろ…メイリン」
雨宮「あーもう、ごちゃごちゃうるせー、早く来い」
無理やり連れだして、近くの草むらに隠した。
雨宮「何してるの?」
フォログラマー「……メイリンの事を思い出していた…」
雨宮「…そうか…」
フォログラマー「彼女は…競技で死んでいない…奴らにやられたんだ…」
雨宮「その事実…ちが…」
フォログラマー「違うじゃない…競技は一応あれでも死なないんだ…ただ…彼女は…控室で…DMRのやつらに殺された…だが…死体は見つからなかった…」
雨宮「…」
フォログラマー「だから…DMRを潰すんだ…絶対…」




