123/297
123幕目 勇気
雨宮「で?負傷者の怪我の様子は?」
夕夏「アカはスラッグ弾で足に一発、一は腹部を貫かれていて、小腸が損傷してる…」
雨宮「…どうする?」
夕夏「…どちらかかしか助けれない…」
雨宮「クソ…トロッコ問題かよ…」
アカ「一の方を助けてくれ…」
雨宮「何言ってるんだ…」
アカ「実は…一を助けたんだけど…もう一発あったなんてね…それに…あんたの…大切な人だろ…?それに…夕夏も…撃たれてるじゃないか…」
雨宮「それ…本当か…?」
夕夏「ええ…少し…肩を…」
雨宮「無理はするな…」
夕夏「私がやらなきゃ…誰がやるんですか…」
雨宮「……」
夕夏「…一応…アカには輸血……」
アカ「頼む…」
雨宮「…死ぬなよ」




