106/297
106幕目 だし汁
雨宮「…ふぅ……しかし、あれでなんか…あのうにょうにょの出汁取れてそうだな…」
私は考えた、……考えたのか…こんなバカなことを。
雨宮「…少し飲んでみるか…」
それは…電解質に分解されてそうな味だった。
雨宮「これ飲めねーぞ」
私は風呂に入った。
雨宮「お…おー、なんか…ドクターフィッシュに体中食われてる感じだな…」
リリーワイト「あ、それと…もう手遅れか…」
雨宮「なんだ?」
リリーワイト「…それ、出ないと皮膚がピッカピカになるぞ」
雨宮「いいじゃん」
リリーワイト「よくないよ!これ、アルカリ性になってるから!」
雨宮「…え?」
体を触ってみると、ぬるぬるしていた。
雨宮「アアアアアアアアアア」




