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1幕目 名前
雨宮「…こっちにおいでー」
私は一児の母親になった…とはいっても、何をしていいか、右往左往していた。
雨宮「…で?最近は船を天井に突っ込まなくなったわね…」
キッド「ドライブ技術学んだよ!」
雨宮「はいはい、よかったねー」
キッド「…棒読みなのは気になるが」
雨宮「…しかし…平和だねぇ…」
キッド「でも…悪は今も蔓延ってるからね…」
雨宮「…そういえば…この子の名前…なんだと思う?」
キッド「…ろくでもない名前だろうね…」
雨宮「…ろくでもないっていうなよ…」
キッド「はいはい…」
この子の名前は…
雨宮「この子は大夢、大きい夢を持ってほしいんだ…」
キッド「…キラキラネームじゃないか?」
雨宮「うるさいなぁ!」
ホープ「やっほー」
雨宮「お、いらっしゃい…」
ホープ「あらー、この子が…雨宮ちゃんのこどもー?」
大夢「?」
雨宮「…戸惑ってるけど…」
ホープ「よっこいしょ…っとな…」
大夢「あやー♪」
雨宮「…楽しんでるね…」
ホープ「でしょー」
ホープになぜかばぶみを感じていた。