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寝ぼけながらに書く文章は

作者: 薄氷

「眠い」


 と、言う言葉を嫌というほど言ってきたことのある人間は多いのではなかろうか。正確に言えば眠い事を鼻から嫌である。と断言する人は少ないと思う。今すぐ寝れる環境にある人間にとって「眠い」という言葉はただの睡眠導入に過ぎないのだろうと思う。


 きっと、寝るということ、「眠い」という単語が嫌であるという人は、その眠りたいという欲求に打ち勝つぐらいの強い願望があるんだろうと思うわけだ。それがどんなに些細なことであっても、眠ることを嫌がるぐらいのやるべきことがあることは確かなのだろう。


 ふと夜中に文章を書くことが多くなってしまう。


 それは自分のやる気の問題なのだろう。もとから私は、締め切りにとても余裕をつけてやり遂げることが得手ではない。締め切りに追いかけられていないとやる気を出すことがあまりないタイプなのだ。だからこそこんな夜中に書いてしまっているし、寝なければ当日という緩すぎる締め切りでもやり続けることができているのだろう。


 ただ眠い事には変わりないので、度々文章のスペースを取ってくれるものにお助けされてしまうのだ。それが即席に考えた小説の物語なのか、自分が作ることに興味がある川柳、俳句のことなのかはバラバラですが。


 ※これ以降、書く意識がもうろうとしてきたので、短文で失礼いたします。


「俳句とは…………」


 また口うるさい教師の授業が始まった。この教師はテストにでも必要がない類の知識もガンガン授業中に突っ込んでくるタイプの教師だ。それの方が受けやすい授業だと好意を抱く学生もいるのだろうが、テストに出ない知識に何のメリットがあるのだろうか。

 今学校に来て学習するのは、テストのためであり、成績のためであり、はたまた将来の布石となるために学習しているのであって、関係のない知識を取り入れることなんて、不必要な事なのではないか。


 そんなことを長々と考えながら、男はため息をついた。


「…………それじゃあなんでこんなことになったと思う?」「~~答えてみてほしい」

「ん、え、あ、はい」「えーと…………」


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