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魔法学校の卒業試験!?  作者: noah
4/10

別の場所で起こった出来事・・・

仲間を集め、光平のもとへ移動する凌達。少し時間を位置表示前に戻します。凌達とは別の場所で生徒たちが行動していた。

     ー A棟1階 食堂 ー


神宮寺「ふぅ」



渡部「これで4人揃いましたね。」



神宮寺「ああ、渡部(わたべ) 浩二(こうじ)。君も加わってくれて助かったよ。

大国(おおくに) 素子(もとこ)坂田(さかた) 有紀(ゆき)も我がパーティーに加わってくれたこと、感謝する。」



大国「私が支える主は神宮寺様以外ありえません。」


坂田「私も同じです!この選ばれし4人こそが!この試験に勝利し!この卒業式に参加できるのです!」


渡部「神宮寺様あっての渡部です。」



神宮寺「うむ、このまま食堂にいても状況は変わらぬようだ。他の生徒の行動をチェックしていこうか。」


大国「我らは既に4人パーティーになっています。単独の生徒と鉢合わせても相手が逃げる可能性が高いです。動くべきだと。」



神宮寺「そうだな。まずは我らの教室、C棟の3-4に行ってみようか。」



渡部「ここからだと一度外に出てB棟を越えて行かなければなりませんが。」



神宮寺「なに、我らは4人いるのだ。大抵の生徒は逃げ出すさ。」



    ー A棟を出て体育館前に ー



綾小路「なっ!!神宮寺 輝彦!!」

神宮寺「きさまは綾小路(あやのこうじ) 葉子(ようこ)!!」


渡部「きさまっ!ファイヤーボール!」


炎の塊が綾小路に命中! 綾小路HP-30


綾小路「なっ!!先制攻撃とは卑劣なっ!」


三谷「きさまっ!綾小路様に無礼なっ!」


三谷が渡部に向かって魔法を出そうとした

神宮寺「ファイヤーアロー!!」


炎の矢が三谷に命中! 三谷HP-30


炎の矢が貫通!しかし誰にも当たらなかった。


大国「仕掛けます!グラビティ!」


重力範囲魔法が綾小路のパーティーにかかった!

綾小路HP-15 三谷HP-15 伊藤HP-15 狩野HP-15

さらに全員の移動速度-20%


綾小路「いい加減にしなさいっ!エクスプロージョン!!」


神宮寺を中心に大爆発が発生!

神宮寺HP-30 渡部HP-30 大国HP-30 坂田HP-30


神宮寺「このままではいかん!一旦引くぞ!」


大国「今だと重力魔法で相手の移動速度が下がっているので逃げ切れます。」


渡部「はっ!離脱します!」


坂田「仰せのままにっ!!」



     ー A棟2階 科学研究室 ー


神宮寺「はぁ・・・・はぁ・・・・皆・・・無事か?」



渡部「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・大丈夫です・・・」



大国「・・・・・敵は追ってきていません・・・無事に離脱できたかと・・・・」



坂田「渡部!なぜ神宮寺様の指示を待たずにいきなり攻撃をしかけた!」


渡部「敵と鉢合わせたんだ!仕掛けるのは当然だろう!」



神宮寺「落ち着きたまえ坂田 有紀、渡部 浩二。これは私のミスだ。綾小路 葉子もパーティーを組んでいて当然と考えるべきだった。そして鉢合わせた時の指示を事前に出していなかった。」



坂田「神宮寺様は悪くありません!悪いのは状況を考えずに攻撃をしかけた渡部です!」



神宮寺「いや、攻撃をしかけたという点では私も同じだ。綾小路 葉子は私と同じで才がある。それは認めなければならない。なぜなら最終的に残るのは私達と綾小路 葉子のパーティーでなければならないからだ。

このような所で互いに消耗するわけにはいかなかった。綾小路 葉子とは話し合いをすべきだったのだ。」



大国「相手の強さを認める神宮寺様・・・流石です。」



神宮寺「綾小路 葉子達も動いているはずだ。ここは次の位置表示まで大人しくしている方がよい。」



渡部「神宮寺様・・・その・・・申し訳ございません・・・」



神宮寺「気にするな渡部 浩二。私を守ろうとしてのことだろう。感謝する。」



渡部「勿体なきお言葉。ありがとうございます・・・」



坂田「次の指示まで大人しくしております!」




    ー同時刻 C棟1階 2-3教室 ー



綾小路「はぁ・・・・はぁ・・・移動速度が戻りましたわ・・・」



三谷「グラウンドを走ってる間・・・・誰にも会わなくてラッキーでしたね・・・」



伊藤「ぜぇ・・・・ぜぇ・・・・綾小路さぁん・・・もう動けないっす・・・」



綾小路「はぁ・・・はぁ・・・そうね・・・伊藤(いとう) 元康(もとやす)さん・・しばらくはここで待機していましょう・・・三谷(みたに) 加奈(かな)さん、狩野(かりの) 雄哉(ゆうや)さん。みなさん大丈夫かしら?」



狩野「しかしあの神宮寺殿がいきなり攻撃を仕掛けてくるとは・・・」


綾小路「仕掛けてきたのは神宮寺 輝彦の取り巻きですわ。神宮寺 輝彦はバカではありませんが、下の教育がなっていないようですわね。」



三谷「綾小路様・・・申し訳ございません・・・私の攻撃が一歩遅れて魔法が出せませんでした・・・」



綾小路「三谷 加奈さん、相手があの神宮寺 輝彦でしたから仕方がありませんわ。彼とは話し合いをして共闘したかったのですが・・・」



伊藤「確かに神宮寺さんと共闘できたら心強いっすよね。」



綾小路「彼はこの私が認める男ですわ。この試験の最終決戦は私と神宮寺 輝彦になるのですから。」



三谷「そこまで先を見ておられましたか。感服致します。」



綾小路「私達と彼らが争ってもお互いが消耗するだけですわ。最悪同士討ちになったらこの試験の意味がありませんもの。」



狩野「仰る通りでごさいます。して、今後の方針はいかがいたしましょう?」



綾小路「そうですわね。今動いても消耗するだけでしょうし、少しこの場で待機と致しましょう。」




三谷「御意!」

伊藤「わかりましたぁ。」

狩野「了解致しました。」



       ー 続く ー

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