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魔法学校の卒業試験!?  作者: noah
3/10

3人目のパーティー

どこかにいる恵美を探すべく位置表示を待つ2人。位置が表示され、恵美の場所がわかった。

ピーーーーーーー!



端末から校舎の図面と生徒の位置が表示された。



凌「きた!恵美はどこだ!・・・B棟3階1-6の教室だ!」






                 -1-6の教室内-



凌「恵美!」

恵美「ぎゃあああああっっっ!!!」


孔美「恵美ちゃん落ち着いて!私たちだよ!」


恵美「え?・・・え?・・・なんで???・・・私しかいなかったのに急に人が増えた!!」


凌「とりあえず落ち着け。位置表示で恵美の位置を確認してからテレポートという魔法でここにきたんだ。」



恵美「へ・・・へぇ・・・・便利な魔法だね・・・・」



凌「回数が決められているから乱発はできんけどな。これまでで誰かに会ったりしたか?」



恵美「誰とも会ってないわよ。怖くて部屋から出れなかったんだから!」



孔美「恵美ちゃんも怖かったんだね。私も怖かったよ・・・。でも凌くんが助けにきてくれたんだ。」



恵美「ふーーーーん・・・悪魔の王子様みたいじゃない。」



凌「悪魔の王子様とかカオスすぎるだろ。

まぁいいや。とりあえずパーティー組もうぜ。この現状を何とかしたいのは恵美も同じだろう。」



恵美「いいよー!っていうか・・・私1人じゃ何もできなかったからね・・・正直安心したよ・・・」



凌「まだ終わってないのに安心するなよ。じゃあパーティー申請するから、そのブレスレットのボタンを押したらパーティーになれる。」



恵美「おおっ!なんか出た!これを押せばいいのね。」



恵美がパーティーに追加されました。



凌「よし。これで3人。あと1人はパーティーに入れることができるが・・・」



孔美「位置表示も10秒しか表示されないんじゃあ何もわかんないよね・・・。」



恵美「あ、それならさっきスマホで撮ったよ」


凌「!?・・・その手があったか!電話もメールも使えないから魔法表示だけの代物と思ってた。」



恵美「ふふん!偉いでしょう!!ほめてほめて!!」


孔美「恵美ちゃんすごいっ!!」


凌「スマホ依存症の賜物だな。」


恵美「失礼ねっ!誰がス

凌「さて、この画像を元に洗い出してみるか」


恵美「・・・・・・」


1:沢渡 凌 HP100 場所 A棟1階 食堂

2:大山 孔美 HP100 場所 A棟1階 食堂

3:有田 光平 HP25 場所 B棟1階 階段

4:落合 恵美 HP100 場所 B棟3階 1-6

5:神宮寺 輝彦 HP70 場所 A棟2階 科学研究室

6:渡部 浩二 HP70 場所 A棟2階 科学研究室

7:大国 素子 HP70 場所 A棟2階 科学研究室

8:坂田 有紀 HP70 場所 A棟2階 科学研究室

9:綾小路 葉子 HP55 場所 C棟1階 2-3

10:三谷 加奈 HP55 場所 C棟1階 2-3

11:伊藤 元康 HP85 場所 C棟1階 2-3

12:狩野 雄哉 HP85 場所 C棟1階 2-3

13:山中 道志 HP100 場所 B棟3階 トイレ

14:真中 有香 HP100 場所 A棟3階 トイレ

15:戸口 由佳里 HP70 場所 C棟3階 3-4

16:江口 智也 HP70 場所 C棟3階 3-4

17:結城 和也 HP70 場所 C棟3階 3-4

18:桐山 康介 HP70 場所 B棟2階 トイレ

19:七山 恵 HP80 場所 B棟2階 1-1


凌「まとめるとこんな感じか・・・。みんなそれなりにパーティー組んで行動しているようだな。俺と恵美はテレポートを使う前の状態だな。

同じフロアに道志か・・・あいつも優秀だからな・・・誘ってみるか?」


恵美「康介が2階にいるよ!HPが減ってる・・・戦ったのかな?康介とパーティー組もうよ!」


凌「まぁ俺としてもロクに話したことがない道志よりも康介の方が組みやすい。」


孔美「待って凌くん・・・光平くんのHP・・・」


恵美「コーヘー?あら・・死にかけてんじゃん。なにやらかしたんだろ」



凌「恐らく隠れようとトイレや教室に入ったところに遭遇したんだろ。数人に1発ずつもらったって感じだな。」



孔美「光平くんを助けてあげたい・・・私のヒールで回復させてあげたらダメかな?」



凌「孔美のヒールは自身かパーティー限定だ。光平を助けようと思ったらアイツをパーティーに入れなきゃいけない。これは助け合う試験じゃない。生き残らないといけないんだ。何の戦力にもならないヤツを入れてパーティー枠を埋めてしまうより戦力になるヤツを入れたほうが良いのは考えなくてもわかることだ。」



恵美「そんな言い方したら孔美がかわいそうだよ。様子だけでも見に行ってみない?顔みたら康介をパーティーにしようって言うと思うよ!」


凌「おまえ結構酷い事言うのな・・・。まぁ気になっているのは俺も同じだし・・・見に行ってみるか。」


孔美「うん!ありがとう!!」


凌(はぁ・・・こんなお人よしパーティーで生き残れるのか???)



凌「さて、行く前に他の生徒の動向をチェックしておこうか。まず3人、4人が1か所に集まっているのはパーティーを組んでいると考えて間違いないだろう。」


恵美「これだと・・・神宮寺が4人固まっているね、あと綾小路さんも。あとは・・戸口さんかな?」


凌「そうだな。ここでわかることは神宮寺と綾小路のパーティー全員がダメージを受けているということだ。恐らく鉢合わせてバトルになっている。」


恵美「戸口さんも3人ともダメージ受けてるよ?」


凌「それは俺の敷いた地雷に引っかかったからだ。あの時には既にパーティーを組んでいたのか・・。」


孔美「康介くんと恵ちゃんもダメージ受けてるよ?」


凌「それは光平とやりあったんだろう。注意しなければならないのはパーティーを組んでいる奴らだ。遭遇したら落としにかかってくるぞ。」



孔美「じゃあ今はパーティーを組んでいる人たちに注意しながら光平くんを探すってことでいいのかな?」


凌「その方針で問題ない。周りに注意しながら進んでいこう。」





                 -続くー





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