卒業式
ついに失業式を迎えた・・・。
ー ホームルーム -
恵美「康介くんっ!なんでリタイアしたの?」
凌「あ、俺も気になってた。結構序盤でリタイアしたよな?なんでだ?」
康介「ああ、その話か。元々魔法で友達を倒すっていう趣旨も気に入らなかったっていうのもあるんだけど・・・
一番の理由は光平くんに会った時に問答無用で魔法を使ってきた。」
恵美「またコーヘーか・・・まぁバカだからしょうがないけど・・・」
康介「・・・すごく悲しかったんだ。試験前までは友達として気さくに話していた仲だったあの光平くんが、僕に会った途端に血相変えて魔法を使ってきてね・・・。
勝ち残れるかどうかわからないのに仲違いしてまで固執する必要はないと判断したんだ。」
凌「お前ひょっとして予備校の事知ってたのか?」
康介「それは知らなかったよ。先生も秘密にしていたって言ってたじゃないか。でも戦わないで進学できるならありがたい。先に高校で待っててよ。すぐに追いつくから」
凌「ああ、待ってるからな。早く来いよ。」
神宮寺「これで終わりだと思うなよ沢渡 凌!」
凌「まためんどくさいヤツに声をかけられたな」
神宮寺「私もすぐに進学するからキミとの勝負はそれまでお預けだ!楽しみに待ってるがいい!」
凌「別に楽しみでもなんでもないし、待ってねぇから」
戸口「綾小路・・・・あの試験の事は忘れてないからね・・・・
必ず仕返ししてやるんだからっ!!!」
綾小路「戸口 由佳里さん・・・終わった事を蒸し返すのはよくありませんわ・・・・
互いに予備校生として切磋琢磨してまいりましょうっ!!」
戸口「おまえが言うなーーーーーっ!!!」
クラスメイトと最後の談話を楽しんでいたところに、校内アナウンスが流れてきた・・・。
※試験に合格された生徒は今すぐ体育館に集合してください。
恵美「あ、お呼びがかかったね。」
凌「そういえば先生・・・すぐ来いって言ってたよな・・・」
孔美「怒られる前に行っとこう?」
光平「早く行こうぜ!!」
康介「行ってらっしゃい!卒業おめでとう!」
凌「サンキュー!またなっ!!」
- 体育館 ー
孔美「・・・・・人・・・・少ないね・・・・」
凌「・・・16人か。3年は4クラスだから、みんな4人パーティーで試験を終えたみたいだな。
先生「整列っ!!!」
校長「ただいまより卒業式をはじめる!
生徒諸君!厳しい試験をよく勝ち残ってくれた!おめでとう!!」
凌「・・・あれマイク使ってないのか・・・もの凄い声量だな・・・」
校長「今から卒業証書を授与する!呼ばれた生徒から前に出るように!!
なお、呼ぶ順番は今回の試験成績の下から読み上げる!!」
凌「成績なんかあったのか???」
校長「成績と言っても君達は卒業生だから全員合格となっている!安心したまえ!成績は試験中の
他生徒撃破数だっ!
但し勘違いしないでほしい!撃破数が多いからと言ってその生徒が優秀というわけではない!
発表するのはあくまで試験の結果のみであるということを理解してほしい!!」
凌「それなら別に発表しなくてもいいじゃん・・・・」
校長「まず最下位!撃破数0人!!沢渡 凌!落合 恵美!有田 光平!前へ出ろ!!」
凌「・・・・呼ばれたな。行くか。」
恵美「私たち最下位だねー。」
光平「俺は最下位なのは納得できるけどな・・・。」
生徒「聞いた?0人だってよ・・・」
生徒「ホントは何もしないでラッキーで残っただけじゃないの?」
まわりから冷たい目線とクスクスと笑い声が聞こえる・・・
恵美「なによっ!何もしていないのはコーヘーだけだってのっ」
凌「外野の声なんてほっとけよ」
光平「くそっ・・・何も言い返せない・・・・」
- 3人が校長の前に立つ -
校長「あの試験の中で1人も倒さずに合格するということは簡単なことではない!
成績としては最下位だが君達は優秀であると私は思っている!
高校に入っても手を抜かず、精進するがいい!!!」
恵美「ありがとーございまーす」
凌「そりゃどーも」
光平「優秀だなんて・・・・照れるじゃねぇか・・・」
恵美「コーヘーはただの役立たずで終わっただけでしょ・・・」
光平「・・・・これ以上傷をえぐらないでくれ・・・・」
校長「次っ!撃破数1人!松山 美沙!、常守 順子!、高梨 亜由美!、小山 雄太!、美濃部 紗理奈!以上5名!前へ出ろ!
生徒「・・・1人か・・普通じゃね?」
生徒「さっきの0人が褒められてたから、こっちが本当の最下位なのかな?・・・」
他生徒からの声が聞こえてくる・・・
- 5人が前へ並ぶ -
校長「お前たちは普通だ!運がよかったな!高校ではそんなに甘くはないからな!心してかかるように!
」
生徒「やっぱり普通だった」
生徒「最下位だな・・・クスクス・・・」
校長「次っ!撃破数2人!東海林 康子!、井上 健司!、山田 恭子!、宇野辺 恵梨香!、縁 翔!以上5名!前へ出ろ!
・・・・・・・・・
さっきからグチグチ言ってる声が消えた・・・言ってたのは2名撃破した奴らだったんだな・・・
- 5人が前へ並ぶ -
校長「お前たちも普通だ!1人撃破と大して変わらん!高校では精進するように!!!
生徒「たいして変わらんって言われるじゃん・・・クスクス・・・」
生徒「1人撃破と同じく最下位じゃない・・・クスクス」
凌「声が聞こえてきた・・・どうやらさっきの1人撃破グループのようだな・・・」
校長「次っ!撃破数3人!!高平 勝!、岩手 元康!以上2名!前へ出ろ!」
生徒「・・・3人はすげーな・・」
生徒「かっこいい・・・・」
- 2名が前へ並ぶ -
校長「お前たちはよくやった!きっと高校でも活躍してくれるだろう!君たちの活躍を期待している!!」
校長「次っ!!主席!!撃破数6人!大山 孔美!前へ出ろ!!」
生徒「!?6人???」
生徒「バケモノじゃねーか・・・・」
生徒「確か全員同じルールだったよな?」
生徒「大人しそうな顔してやるわねー・・・」
孔美「え・・・・まって・・・私・・・そんなんじゃ・・・・」
凌「堂々と行ってこい。おまえが言われているようなヤツじゃないってことは俺たちが知ってる」
恵美「言わせたいヤツは言わせておけばいーのよっ」
孔美「うん・・・ありがとう・・・・」
- 孔美が前へ並ぶ -
校長「恐ろしい・・・我が中学は君のような怪物を生み出してしまった事に驚きをかくせない・・・・
願わくば君の存在が魔法学校の脅威にならないよう願っている・・・・」
孔美「・・・・・・」
校長「以上で卒業式は終了だっ!!さっさと荷物をまとめて引っ越しの準備をするがいいっ!!解散っ!!!」
- グラウンド -
凌「・・・・終わったな・・・・この学校も、もう見納めか・・・」
恵美「戻ったら・・・荷造りして・・・どうするの???」
凌「貰った資料には高校の寮に引っ越すことになっている。行く寮はみんな同じだろうけどな」
孔美「高校でもよろしくね凌くん!恵美ちゃん!」
恵美「こちらこそだよ!高校でも仲良くしようね!」
寮「そうだな・・・何があるかわからないけど、やるしかねぇもんな・・・孔美!恵美!これからもよろしくな!」
光平「・・・・・・俺も入れてほしいんだけど・・・・・」
- 終わり -




