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プラネット  作者: 宇目 観月(うめ みづき)
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暗黒エネルギー砲vs六神通(その三)

すると、その時だった。


美緒ちゃんが、バラムの後ろに近づい

て来て、作業台の横に置いてあった大

きなスパナで、奴の後頭部を思いっ切

り殴ったんだ。


僕のシールドが弱くなってたのが、

返って良かったみたい。



美緒ちゃんは両手両足を縛られてた

から、ケンケンみたいに両足を揃え

てピョンピョン跳んでた。


縛られた両手で、一メートルくらいの

長くて重そうなスパナを持ってる。



「ギャアアアアー!」


奴が悲鳴を上げて電子ガンを取り落

とし頭を押さえて地面を転げ回った。


美緒ちゃんは構わずに、奴の体を続け

て何発もスパナで殴ってた。



僕は死ぬほど嬉しかったけど、

こうも思ったんだ。


[美緒ちゃんと結婚しても、夫婦喧嘩

だけは、絶対に止めとこう]


って。



◇◇



その間に僕は、瞬間移動は出来なかっ

たけど、霊体をフワフワ浮かして一番

初めの怪我をしてない体に戻った。


戻ると同時に胸の傷が無くなって、

他の九体は全部消えた。


パワーはまだ使えなかったけど、

肉体は健康な状態に戻ってた。



その時には、バラムが立ち上がって

体勢を立て直し、美緒ちゃんに反撃

しようとしてるところだった。


あれだけ後頭部を強く殴られても死な

ないんだから、物凄い生命力だった。


しかも、もう回復して来てる。



僕は慌てて走って行って、美緒ちゃん

からスパナを受け取ったんだ。


「美緒ちゃん、ありがとう!」


って言うと、美緒ちゃんは猿ぐつわを

してたから、目で笑ってくれた。


早くロープを解いてあげたかったけど

美緒ちゃんは、バラムの方に可愛い顎

をシャクって、僕に早く闘えって言っ

てた。



たから僕は、剣闘士みたいにスパナを

使って、バラムと闘ったんだ。


奴が電子ガンを拾ったから、僕は

スパナで素早く叩き落し、遠くの

方まで蹴った。


バラムは異常に力が強くて、動きも

速いけど、僕にはスパナがあるから

互角に闘えたんだ。


過去世の夢を見たから、僕は動体視力

も良くなって、剣さばきも上手くなっ

てた。

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