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スケルトン・イノセンス  作者: ながっぱな
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第7話 「気づき」

ピンポーン!ただいまー!ツトムの妹が帰ってきた。

ツトムの妹、神崎クレナ 18歳はたった今買い物から帰ってきたばかりだ。

一人っ子で育ったクレナは、今日も母親と買い物の後、途中で別れ、家へ帰り、

買ってきた食材で料理をして、母親の帰りを待つ。ただそれだけの生活だ。

平凡とした生活の中でただちょっと寂しいなとは思いつつも穏やかに暮らしていた。

今日までは...


「は~はぁ..毎日料理するのも大変だなぁ...あれ...、お皿がちょっと多い気がする。」


そうなぜか神崎家ではお皿や日用品の類いが、何故かいつもワンセット一式多いのだ。

「おかしいなぁ...家は2人家族のはずなのに...]


クレナはいつも不思議に思っていた。

そして母親が帰ってきた夜、その事を母親に聞いてみることにした。


クレナの母親、神埼レイコは41歳。夫が他界したため、女手一つでクレナを育てている、

現役バリバリの主婦兼OLだ。


「それで家の中で気になる事って何よ?」

レイコは不思議そうに、クレナが作った肉じゃがを頬張りながら、クレナの話を聞こうとしていた。


「ん、これおいしいわね。」

レイコがクレナの作った肉じゃがに舌鼓を打とうとするかしないかの内に、クレナが話を切り出した。


「あのっ!何で家には食器やら日用品やら何やらが一式一組ワンセット多いのでしょうか!

教えてください!」


クレナがそう単刀直入に聞くと、レイコはこう答えた。


「何かそんな気がするのよ。」


「えっ...」 クレナが不思議そうにする。



「何か、前にこの家に誰かいた気がするようなね...自分でも何かおかしな事だってのは分かってるんだけど、それでもね..]


「お母さん、多分疲れてるんだよ、毎日忙しいしさ、うん我ながらおいしいこの肉じゃが! 

 で、その誰かって誰なの?」


クレナは母親にそう聞いた。


するとレイコはこう答えた。

「月夜...]


つづく。





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