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スケルトン・イノセンス  作者: ながっぱな
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第5話  「変貌という名の焦燥」

[3,2,1カポウ!」 一突きの銃弾が月夜の能力によって解き放たれる

その名はデウス・エクス・マキナ、その異能により弾丸を受けたツトムは死んだはずだった...


ここでこの瞬間の話は一旦終わり、舞台は5年後に遡る。


椎倉月夜は、電脳空間・コンサーバルにおいて、今日も悠々自適な毎日を送っていた。


月夜はおもむろにコーヒーカップをコンサーバルのキッチンの食器棚から取り出すと、

コーヒーを注ぎ、電脳モニターから外の世界を確認しながら、雑誌を読んでいた。

「はぁー今日も平和だなぁ~毎日何事もなくまるであの、「5年前」とは大違いだなぁ~」


そしてコーヒーカップを注ぎ、秘かにカルチュアの時を待っていた。

すると、コンサーバルのエントランス空間に何か異様な人影を感知したことを

最新型の監視カメラプロジェクタープルティゴンが月夜に伝えた。


「ツキヨサマ、ナニカヒトノヨウナモノガシンニュウシマシタ...]


月夜はあまりに信じられない出来事に、飲みかけをコーヒーを床に落とし、割れたカップの破片を踏んだことなど気にしないほどの勢いで、

モニターへ目を凝らした。


「信じられない、コンサーバルは、管理者以外は入れない外界からの接触を一切絶った、

 外の住人にとっては未開の地..!こんな事が有り得るか!」


パリン!!


月夜はあまりにものショックに電脳モニターを叩き割った。

電脳モニターが割れたことにより、プロジェクタープルティゴンも緊急停止を余儀なくされてしまった。


月夜は焦燥と不安の顔を明らかに浮かべながら、一人うずくまって動けなくなっていた。


「なぜこんなことが... なぜこんなことが..]


その瞬間、月夜は背後になぜか不気味な存在を感じた。


それは自分がかつてツトムに解き放った異能の力、デウス・エクス・マキナよりも強大な不気味さだった


[一体何者だ!」 月夜が背後の不気味な存在に叫んだ瞬間、凄まじい轟音とともに電脳空間が崩れ去っていった。


月夜は何が何だか訳が分からずただ電子とコンクリートが入り乱れる濁流に飲み込まれていく


「ぐわぁああああああああああああああああああ!」


月夜の断末魔が消え去った瞬間、瓦礫と化したコンサーバルの上から一人の女が姿を見せた。


「これで、未来が変わる...]


つづく。

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