第43話 冷酷な分身ー幻術ー後編
マサヒコは不安に満ちていた。
自分と同じ姿をした奴が自分に一方的に戦いを申し出ていじめ抜いてくるのだから..
その瞬間、緊急テレビ中継が始まった。
「ここで緊急速報です。今1人の少年らしきものが宇宙服も着ずに宇宙を滑空した後
そのまま地球のどこらかへ落ちていったという明確な映像が宇宙センターに入ったようです。」
「ふふふ...ニュースはお前の話題で持ち切りだな...」
さぁ!溶岩と隣り合わせの上で戦え!
マサヒコは怒り狂った。
マサヒコは押し入れからタンス、タンスからベッドへと飛び移り、ダークマサヒコに飛びかかった。
「ぐわぁっ!」
ダークマサヒコの腹にマサヒコのパンチが入った。
次の瞬間マサヒコはふっとんでそのまま日本海から太平洋、インド洋を回ってそのまま
壁をまた突き破りもう一周してマサヒコの部屋に激突してそのまま倒れた。
「ぐぬぅ....まだだ...まだこんなもんでは終わらんぞぉー!!!」
その瞬間ダークマサヒコの体が大きく光り、青い発光体と化し襲いかかった。
しかしマサヒコはそれを怒りの力でなんべんもなんべんも避け、発光体を躱し続けた。
「クソォ、ナゼコノコウゲキガキカナイ...」
ダークマサヒコの体は元の人間体に戻り、なおかつその表情は疲れと焦りに満ちていた。
「これでトドメだ...ダークマサヒコ....」
ダークマサヒコの腹にまた強いパンチが及んだ。
その瞬間ダークマサヒコの体はゆっくりと倒れ転がり込み、そのままベッドの下の溶岩へと落ちていった。
溶岩はダークマサヒコの体をゆっくり飲み込んでいったあと、幻術らしくその姿を消した。
「勝った....何だったんだ...今のダークマサヒコって奴は...」
マサヒコは勝った。しかし次から次へと襲いかかる敵と数多く降りかかる謎に勝利の余韻もなく
悩むのであった。
つづく。




