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スケルトン・イノセンス  作者: ながっぱな
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第4話 デウス・エクス・マキナ-救済-

神埼ツトムは椎倉月夜に導かれるように、気が付くと辺りが漆黒の空間に包まれているような

ところへ気が付いた時には案内された。


「イデェッ!!一体何すんだよ、こんな変なとこいつの間に連れてきやがって。」


ツトムは闇の中ぼんやりと見える椎倉月夜に向かって怒声を浴びせた。


そうすると椎倉月夜はツトムの方へ闇の奥からゆっくりと向かってきた。


「そうだ、ツトム君。”デウスエクスマキナ”って知っているかな?」


分からない、この男はこんなわけのわからない場所に連れてきて一体何が言いたいんだろうか?  

ツトムは焦りと怒りに打ち震え、月夜に飛び掛からんとしていた。


月夜はそれを察したのかツトムにこうやって諭すように呼び掛けた。


「ツトム君、デウス・エクス・マキナというのはね、演劇のシナリオの中で解決困難な局面に差し迫った時に神のような力が働き、事態が解決に向かわれるというそういう言葉さ。」


「な、なんだよ、意味が分からねぇよ。」


ツトムは淡々とした、月夜の語り口に多少の恐怖を覚えていた。


「ツトム君、突然だが君に危険が迫っている恐れがある。残念だが君にそのデウス・エクス・マキナというやつを試さなくてはいけないようだ。」


月夜はツトムに暗闇の中銃口を突然向けた。ツトムは恐怖のあまり声も出せなかった。


「残念ながら、ツトム君。僕は漆黒の中 [救済-デウスエクスマキナ-] を起こすもの。

インビジバーという存在を知ってしまった君には、この能力を受けないを受けなくてはならない。」


おい、おい、おい、オィィィィィィ!一体どうなってるんだ、逃げなくちゃ逃げなくちゃ!


ツトムは逃げようとしたが不思議と身体が動かせなくなっていた。


「ほら!ツトム君普段動かせる身体が動かせなくなってるだろう?これこそ、デウス・エクス・マキナだよ!」


やばい。。。こいつ狂ってる早く逃げ出さないと!



ツトムは言われようもない恐怖に打ちひしがれながらも、未だ身体が動かせなくなっていた。


「じゃぁーツトム君行くよ~!!デウスエクスマキナ-救済- 3 2 1 カポウ!」


つづく。



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