第31話 第4章完結 己の正体、世界の影、新たな生
「なんで僕が、クローン人間なんだよ!この犬おかしなことを言いやがる!」
え?犬が喋った? エェェエエエエ!
「えななあななななんで犬が喋ってんの?」
ツトムはびっくりして動転した。犬が喋る。そしてその犬が自分をクローン人間だと言い張る。
しかしその根拠は?いやいやいやなんで犬が喋っている。いやでも、チラッ
ツトムは犬の横にいる男を見た。
「え?お前は月夜?」えっ?意外なんですけどなんでラスボスがこんなところに?
いやいやおかしいでしょ? 普通もうちょっと色々詰めてから来るでしょ?恋とか?愛とか?戦いとか?
なんも戦ってないじゃん?
「さっきから何を一人でブツブツ言っているのだワン?」
ツトムは目の前の犬の言葉に改めて動揺を隠す。
「あっあぁ....すまない....でもなんで月夜と犬が...そしてなんで喋る?」
その質問の答えとしてコリスは特に第30話の事や過去話の事をツトムに説明した。
ツトムは納得したのか納得していないのかわからない表情を浮かべながらこうコリスに問いた。
「で、僕がクローン人間って言うのは?どういった根拠で?」
その質問にコリスは待ってましたと言わんばかりに胸を張った。
「よろしい!待ってましたその質問!お答えしよう!実はこの世界はスケルトン・イノセンス
まぁいわゆる月夜の必殺技デウス・エクス・マキナで見せている夢の世界に過ぎないのです!
だっておかしいと思うでしょう?突然力士が来たり、海外に行ったり、天女が来たり。」
ツトムは一瞬よく分からなかったが次第にぼんやり今までの全ての事柄を思い出してきた。
「あ、力士?海外、うーんまぁ色々変な経験をしてきたような気がしないでもないような....。」
その瞬間、ツトムの周りに閃光が走り出す。
「うわぁああああなんだこれ!急にで、でかい光がっ....くっ!....」
閃光と共にコリスの声がどことなく微かに聞こえてくるのがツトムには分かった。
大丈夫...君にはこれから過酷な運命が待っている...
でも、ホントのスケルトン・イノセンスを知るとき...
君は必ず幸せになれる....
シュパッ!
そして閃光が散ったあと当たりを見回すすると、当たりには白い服を来た人達がいた。
えーっと....ここは...ん?
自分の体が小さいことに気づいたツトムはふと自分の周りを見回す。
えーっと...ここは病院....
「マサヒコ...よく産まれて来てくれたわね...私の元気な子...」




