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スケルトン・イノセンス  作者: ながっぱな
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第1話 テレビのリモコンから始まる戦慄の出会い。


突然の自己紹介だが俺は高校3年生の神崎ツトム!!


俺は今学校という集団社会の縮図のような場所から休日というものを得て

俺は今テレビを見たりソシャゲをしながらその休日とやらを謳歌している。 

昔から俺は学校や家などで物忘れをこれでもかこれでもかというほどするので

家では妹に[記憶の引き出しに防虫剤を入れすぎた男]などと揶揄され

学校の中二病(高3なのだが)仲間には[忘却の主]などのありきたりなようで

ちょっぴり由来が由来で嬉しい気持ちのしないような

そんなあだ名をつけられている。

 [はぁ~唯一の俺の弱点-Week pointは物忘れが多いことなんだよなぁ~]


などという独り言をテレビのチャンネルを回しながら俺はひたすら

ソシャゲのガチャを回していた。

相変わらずガチャの引きは悪いが... 

俺はガチャの引きが悪いことに一種のめんどくささと退屈さを覚え

スマホを置いてテレビのリモコンへと手をやろうとした。

が、おかしい...さっきまでものの三十秒前に置いたはずの位置にリモコンがない。あれおかしいなぁーと俺はソファの布をひっつかむような勢いで

リモコンを探し始めた。もう物忘れなどという欠点and弱点はなくしたいからだ。

俺は何度か座っていたソファや使っていたテーブルの下などを探したが

全く見つからなかった。


そして俺は嘆いた。[リモコンなくせばテレビを妹や母さんが見たときに気づいてしまう~] 自称豆腐メンタルの俺はそう思いながら

頭の中は妹にバカにされる恐怖でパンク状態になっていた。


おっと言い忘れていたが 妹と母さんは外出中で俺は一人で留守番という類いだ。



なので夕方までにはリモコンを探さないといけない。

いや、リモコンごとき俺の手にかかれば一分で探せるか。


とまぁここで俺の中二心がほんのちょっとだけくすぐられたところで

リモコン探しっと... 俺はその瞬間自分の視線の先に驚愕した。


リモコンは自分がさっきソファの一角から遠く離れた部屋の床に

ポトンと落ちていた。


俺は不思議だなと思いながらリモコンを手に取ろうとしたその時、


背後で何者かの声で、

[あ~あインビジバーここまでやってきてはじめてバレちった☆]


と聞こえた気がした。


 

つづく









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