表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女ユイ  作者: 渡辺さん
2/4

マジックコンバーター


「なっ何!?」




周りも唖然としてそれを見ていた。




私と首の曲がった彼女以外が叫びながら走り去っていくのを見た。




私はにげれながった。なぜなら、この状況は多分、私が作り出したものだと感じたから。




「私が殺した・・・?」




(殺したのは)




(僕だよユイ)




何かが聞こえる。教室には二人しかいないのに、幽霊か?




「誰ですか?」




(単刀直入に言うよ、ユイには二つの選択肢がある)




「二つ?」




(僕が君とこの学校の人間を全員殺し尽くすか)




(君が僕と戦うかだ)




「戦うなんて、勝てるわけない!どうせ首をおられてすぐ死ぬんだ!」




『投下します』




『投下!』




上から何か降ってくる。




(君は今の状態だととても弱いからさ)




大きいスプーンのようなものが、えっこれスプーンじゃ




(誕生日プレゼントだよー)




誕生日プレゼント




その単語がでてくるなんて思いもよらなかった。




誕生日プレセントだよー




私は初めて家族に誕生日プレセントをもらった時を思い出していた。




自分の部屋に引きこもっていた時、兄が優しい声で私にプレゼントを渡してくれた時のことを




「お兄ちゃん?」




(僕はカズじゃないよ)




(このステッキはね、君に力を与えてくれるんだ)




(君は強くなれるんだよ)




「強くなってもいいんですか?」




涙をこらえながら問いかける




(さぁ触れて!)




私はスプーンに触れた




『検出しました。あなたは対象者ですね?』




はい




『変換時の実行コードを作成します』




『このコードを発するとあなたの魔力が変換されます。』




『お好みの実行コードを発してください』




え?




『え?ですね』




『準備ができました。ようこそマジックコンバーターへ』




「え?」




『変換開始します』



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ