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誕生
ピーンと来たので書きました宜しければどうぞ、
僕は生まれる前は双子だった、生まれてからは一人だった、僕には双子の兄貴がいるはずだった、兄貴は母親の腹の中で死んだ。僕は生きていた、出産後も同じ腹の中にいたなんて嘘のように元気だったそうだ。僕は生まれてから生後2ヶ月で言葉を喋った。
母親も父親も、この子は天才だと喜んだそうだ、僕は、生後5ヶ月で自立した、両親もその頃になると気味悪がった。
生後10ヶ月に魔法科学直属の孤児院に入れられた。
その頃には既に基本の魔法属性は全て使えた、孤児院の職員でさえ気味悪がった。
生まれてから一年、僕は孤独になった。
そんな僕のお話。