表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

4

種を蒔き終えた次の日、そう言えば鶏系のシャモーを忘れていたと思い出した。


シャモーは勿論牧草は食べない、適当に放し飼いにしとけば勝手にミミズとか食べているけど品質を上げようと思うとそうはいかない。


シャモーの場合はケンタロスと違い慣つけば畜産物の品質が上がると言うものではない、上がらないわけではないが基本的に食べ物の質で変わってくる。


つまり良いもん欲しけりゃ良いもん寄越せよ!状態だ。


困った、牧草の品種改良はしていたが穀物の品種改良はしていない。


腕を組み唸りながらうろうろする姿は異常だろうが仕方がないてかそんなんどうでもいい、鳥の影が一瞬通りすぎたそれに会わせふと顔を上げた先には森が。


そうだ森へ行こう!森なら鳥が食べる木の実があるはず。


何も穀物だけを食べるわけじゃない、ただ人が飼うとき手軽に与えられると言うだけでシャモーが穀物を食べたがったわけじゃない・・・はず!


と、言うわけでやって参りました森の奥!


いやぁ、土地を買ったのはいいけど全然把握してなかった!


流石未開の地!出る出る虫系の魔生物!てか魔生物って言いにくい・・・モンスターでいいか?いいな!


改めて虫系のモンスター!キシャァァァって襲われたよ、瞬殺したがな!


風で切り刻んでやった、炎で燃やそうかと思ったけど森のなかだから洒落にならん結果になりそうなので止めといた。


そしてなんとこの森、キラービーとかキングビーが居ることがわかったんだよ!これで養蜂が出きる!


見つけた瞬間テンションが上がり過ぎて迷子になったけどいい発見ができた、迷子になった所で移動魔法があるからどうとでもなる魔法って便利だね!


シャモーの餌はコニファーの実やテスケットの実、シュサーの実とか人が食べれるし小鳥が好んで食べる木の実が色々見つかったからひたすらに採取した、これを砕いて混ぜて様子を見ながら与えれば大丈夫だと思う。


だいぶ時間が経っていてもう日暮れまだまだ森の全容が解っていないけど今日はここまでにしよう。


と思った瞬間何かが私を襲おうとする気配を感じ反射的に雷を周辺に巡らせた。


バリバリと電気が周りを蹂躙する。


何かが、ギャウン!と鳴きバキドサッと枝を折りながら木から落ちてきた。


手に冷気を纏わせ警戒しながらソレに近づくと狼の獣人が痙攣しながら倒れていた。


これは、失神してんな・・・


冷気を振り払いその手を額にあて溜め息を吐く、どうしようこれ。


黄昏ながら私は結局狼の獣人に手を伸ばした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ