知らない方が幸せなコト
今回も3000字に足りず。
・・・・ま、いっかと開き直って投稿ww
いや、ホントは3000字にしてから投稿しようかと思ったんだけど連日投稿にしたくて・・・・・って日付変わってるじゃん!!!!!
牡鹿の背に乗って、絶賛移動中なう。
「そうと決まれば教会に戻りましょう」と笑顔のまま言ったリドルさんの言葉に移動を開始したんです・・・が何故か私は牡鹿の背中の上。
いや、最初はソーマに乗るつもりだったんだけど、分かりやすすぎる程に目に嫉妬を浮かばせた牡鹿に押し切られました。ハイ
目は口ほどに物を言うって誰が言ったんだろうねー。全く、その通りだよ!
普通の鹿よりも確かに大きいし、立派な体躯をしてはいるけど、結局は鹿。
勿論、躊躇いましたとも!!
なのに、そこまで分かってたのに押し切られました。・・・・牡鹿は強かった(私が弱かったとも言う)。
ということで、ソーマの背中には今はリドルさんが乗ってます。
しっかし、ソーマはかなり不服そうだ。リドルさんは君のご主人だよね??なんでそんなに不満そうなの???
しっかりとした足取りで軽快に歩く牡鹿の首筋をぽんぽんと叩く。
「うん?」と言わんばかりに牡鹿がこちらを向いてくれたので私は申し訳なさから、
「牡鹿君、重くない?」
彼の背中に乗ってから何度とした質問をまた繰り出す。
牡鹿は、「またですか」と言わんばかりに首を振って少しだけ歩くスピードを上げてみせた。問題ないということだろう。
これも、何度もされた牡鹿からの返答だ。さっきもそう言って(?)くれたし分かってるんだけどやっぱり心配なんだよ。
しかしあれだな。君の目はホントに物凄く感情が出てるな。分かりやすいったら。
「牡鹿君・・・ですか」
「えっ??」
「いえ、契約が成されているようなのに名前を呼ばないのだな・・・と思いまして。名を呼ばない事には何か理由が??」
・・・・・え、ナニソレ。
横に居たリドルさん(牡鹿はソーマと大きさがそんなに変わらない。凄いよねー)が、不思議そうに私を見る。てか、今契約って言った??
意味が分からなくて、つい首を傾げると
「え、だってその牡鹿は神獣ですよね?シェニエスタ様の神力も感じられますし、契約・・・なされてますよね??まさか、無意識ですか??」
とかのたまう。
はぁー。何言ってるんだろね、この人。誰か説明してくれ。
この牡鹿君が神獣だって???いや、確かにただの鹿とは何か違うなーとは思ってはいたけど。
神獣って・・・・
契約って・・・
えっ?りありー??
う そ で しょ -
私無意識の内にそんなことしてたの??なんて失礼な事を!!
迷惑かけっぱなしな上に無意識の内にそんな牡鹿君の意思を無視して契約なんて、んなアホな!いや、アホは私だ!!
『女神様、彼が話をしたいと言っています。だから、自分に名前をつけてくれと。』
「え、名前??」
『はい。そうすれば念話が可能になります』
ソーマは簡単な事のように言うが、いやいや、それってなんかまずいんじゃない??
私なんかがこんな立派な子に名前つけちゃっていいの??
私のネーミングセンスを侮っちゃいけませんよ?だから他の人につけてもらった方がいいんじゃない??
そう、言ってみると
『貴女につけて欲しいのですよ』
諭すようにそう言われた。私がつけることに意味があるのだと。
うーん・・・・。なんか、いろいろ私は納得いかないんだが、牡鹿君はそれでいいのかな??
試しに聞いてみると当たり前だと言わんばかりに頷かれた。
じゃあ、つけさせて貰いましょうじゃないですか!!!
しかし、鹿に名前かぁ・・・。いや、シャレじゃないよ、マジで。
犬とか猫とかだったら、ポチとかタマとか定番を付けるんだけど・・・鹿の定番ってなに??バ・・・バンビ??
いや、こんな立派な鹿にバンビって無いよね。「バンビー!!」って私も呼びたくないし、ウン。
ってなるともうちょっと考えなきゃならない。
うんうん唸りながら無い脳みそを捻って捻って捻りまわして、
やっとインスピレーションが沸いた。
「ディアっていうのはどう??」
『ディア・・・ですか??』
「えぇ。記憶の中にある言葉で「|鹿(deer)」という意味なの。そのまんまだけど、響きは悪くないし・・・・駄目かな??」
後半は牡鹿への問いかけだ。
ハッキリ言って、そのまんますぎる名前だけど私は良いと思うんだよね。これでも一生懸命考えたし。
まぁ、嫌だって言われたら考え直すけどねー
牡鹿君は、私の問いかけに嬉しそうに目を細めるとフルフルと頭を振った。どうやら気に良ってくれたらしい。
寛大な子だ。うむうむ
「じゃあ、ディア、これからもよろしくね!」
『はい。よろしくお願いします。マイマスター』
ギュッと首を抱きしめると、頭の中に声が響いた。
イケメンボイスだ。かなりインパクトのある美声。か・・・顔が赤くなりそうな程にタイプな声よ。
『ディ・・・・ディア??』
『はい』
名前を付けたら念話が出来るようになるというのは本当らしい。
・・・・早速出来るようになったみたいだ。こりゃ、だいぶ意思疎通が楽になるね。
『よかった。やっと話が出来るようになりましたね。じれったくてしょうがなかった』
『え、なんかゴメンナサイ』
『いえ。ただの私の我儘ですからお気になさらず。そんなことよりも、素敵な名前をありがとうございました』
素敵・・・か??甚だ疑問だ。気に入ってもらえてるようなのでまぁ、良いけど。
『気に入ってもらえたようでよかった。私なんかが命名者で申し訳ないけど』
『マスターに名付けてもらうのは当たり前の事。それもマスターがシェニエスタ様となれば、どんな名でも名付けてもらえるだけでも幸福です』
「どんな名でも」っていう言い方ってなんか、裏がありそうって思っちゃうのは私だけ??
いや、純粋にフォローしようとしてくれてる気配があるからこれは穿ち過ぎかな。。
牡鹿君改め、ディアは本当に嬉しそうにそう言ってくれるが、自分が「女神」であるという自覚が薄い私はちょっと戸惑ってしまった。
そんな、純粋な目で私を見ないでー!と叫びたくなる。
『私も出来る事ならシェニエスタ様につけて欲しかったです。こんな名前よりも全然いい』
ソーマが羨ましそうにディアを見る。
ソーマ曰く、彼に名前を付けたのはリドルさんで、意味はこの世界の言葉で「白」なんだそうだ。
・・・・あまりディアと変わらないセンスだと思うケド。。一体何が違うんだろうか??
『ふんっ。馬の小僧ごときが我がマスターに名前を貰おうなど片腹痛いわ。』
残念そうな白馬を罵る牡鹿。
会話は私にしか聞こえてないみたいだけど、結構シュールだ。
「どうしたのですか、ソーマ」
しょんぼりと項垂れるソーマにリドルさんが心配そうに声をかけるが、こればかりは私も何も言えなくて笑って誤魔化すしかなかった。
いや、だって「貴方がつけた名前が気に入らないらしいんですよ」とか言えるわけが無いもんね!
知らない方がいい事ってあるよね。
これからも友好な関係を持つためにはサー
読んでくださりありがとうございました♪
どうでしょうか・・・
眠い中書いたので変なトコがあるかもしれません
明日また見直します。スイマセンorz
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