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ぷりてぃーきゅうぴぃぷろてぃん!愛と勇気の爆炎!魔法少女リリー・ノワール!参上!

というわけで!本日は私が魔法についてご説明しますわ!おっと挨拶で滑ったからって飛ばそうとかしないで下さいまし!

先ずド基礎から始めますわよ!魔法には、火水風土の基本属性が4つ、その上位互換に炎氷雷岩がありますわ、雷が違和感バリバリ?気にしたら負けですわ!そもそも科学的に考えちゃ駄目ですわよ、科学的に見れば風の上が雷?ってなりますが魔法的には火水風土氷雷岩はこれ以上分解することができない物とされているので関連性は無いってことになってますわ、いや氷と岩は最小じゃないやろ、じゃなんで炎は違うんや。

...兎に角、科学的に考えたらいけませんわよ!良いですわね、ここテストに出ますわよ!

えーと、そうそう、炎氷雷岩の更に上に爆破、雪、天気、鋼がありますね、更に系統の外に神聖とか、魔力を直接使う無属性とか色々あって更に異能力なんがあって、まだ色々ありますが今は省略しますわ。

うーんなんかへんじゃね?まあ、科学的に考えちゃ駄目ね、うん、いいや、やっぱ変じゃね?雪って天気じゃねぇの?ていうか氷より上なん?んっん駄目考えない考えない。

さて、えーと何の話でしたっけ?ああ、鋼が属性ってのは何か可笑しいって話でしたっけ?



「じゃあ、今日は魔力の保存、温存して、魔法の連続使用を可能にする方法を教えるぞ」

先生がいらっしゃって、紅茶を一口飲んで不思議な顔をしてから角砂糖を2つ入れてから世間話などほとんどなくいきなり授業、まあ何時もどうりだ。

「よろしくおねがいします」

「よろしく、今日のは魔法を長く使うための授業だ、うん」

なーんで含みをもたせた感じするんですかねぇ、まあ、うん

魔力、少ないんだろうな、血筋的には沢山ある筈だって聞いてたんですけどね。


「一般的に継戦能力を上げるには魔石という、魔力を蓄える特殊な石ってことになってる物に自分の魔力をためておいて足りなくなったら補給するというのが広く知られていて、戦闘で魔法主体の貴族なら基本的に皆持っていると言っても過言じゃない程一般的だ。ちなみに私も持ってる」

先生が見せてくれたものはキラキラしたエフェクトを発している透明な水晶みたいな物、これが魔石って物らしい、石ってことになってるってのはよく分からん、石じゃないの?

「そうなのですね、でも魔法書にはそんなことは書いてなかった気がしますわ」

「基本的に魔法書を書くのは見栄っ張りが多いからな、魔石を沢山持っているのは魔力量が少ないって事になってしまうからな、あまり触れたがらない話題だな」

またか、これはもう魔法書読まなくていいか?先生が教えてくれるみたいだし。

「それと、石ではありませんの?」

うーん、何度見ても石だ、触ってもひんやりした硬いものって事くらいしか分からん、見ても触っても石だ。

「ああ、それはだな、魔石の在り処に問題があってだな」

「在り処?鉱脈みたいなものが有るんじゃないのですか?」

じゃあ、ゲーム的な感じで魔物のドロップ品なのかね?

「ああ、鉱脈もあるがそれだけじゃない、全ての生物は魔力を少しでも保有していて、魔石は基本的に全ての生物の体内にある、人間も例外ではない、植物に関しては地下にある魔石から魔力を摂っているらしい、専門じゃあ無いから対して詳しく無いんだ。で、地下から出てきたものと生物の体内から取れたものでは、地下から取れたもののほうが大きく質がいい、って程度の差しかなく同じものらしい、だからって、体内に有るものが石って言われても何か嫌だろ」

有る程確かに、体の中に石があるってなんか嫌だ、絶対痛い、まあ、現在痛くは無いんですが。


「おっとそうだった、授業を進めなくては、一つの魔石にためて置ける魔力には限度があるし、沢山ん持っていても邪魔になってしまうだろう、特に君の場合は魔石があればなんとかなる所を超えて魔力量が足りていない」

ゔぇ、マジで?やっぱりそうなの?やっぱ全然魔力足りてないの?マジかー俺もチート欲しかったなー...いや、まだ希望はある、きっと他になにか隠された力があるのかなぁ?


「というわけで、これから大幅に魔力消費量を抑える方法を教えていくぞ、これは君が魔法書で読んだであろう論理的な魔法の考察の結果できあがった理論だな、これを教えるに当たって一つだけ」

「なんでしょう」

「今日まで教えたことは忘れてくれ」

うん?じゃあ何?冒頭の魔法少女のくだりはどうするのさ、あれ書くの結構かかったんだけど。

「いや、忘れなくていいわ、一般常識として覚えておいてくれ、ただこれから教える事に邪魔になるだろうから一旦忘れてくれ」

あ、そういう事、そういうのくっそ苦手だけど大丈夫だろうか。

「まず、今までの魔法との違いだが、今まで教えてきた魔法は魔力を使用し想像力で形にする物を教えてきたがそれではロスが多すぎる上、魔法の属性が術者の魔力に依存してしまう、そこを改善したのが私の魔法、区別するために私は魔術と読んでいる。」

またロマンある物が出てきた!魔術!ファンタジーの定番!

「魔力の消費を抑えた、まさかそれなら私も」

「ああ、これなら魔石を持ち過ぎて戦えないなんてことになることはない」

「そんな事になった人が居たのですか?」

どんな脳筋だよ、確かに魔法たくさん使えたほうが強いかもしれ無いけどさ、本末転倒もいいところじゃねえか。

「ああ、居たよ、それ以降大量の魔石を持ち歩くために筋肉を鍛えだして、今では魔法を使うより殴ったほうが強いと言われてるよ、それでも魔法使いとして魔法書を出しているんだがあれはもう魔法書じゃない」


「もしかして」

心当たりありまくりますわね、ただあれが魔法書だったかどうかはチョット自身がない、いやまあ、多分アレのことだろうあんな狂気が2つもあったら邪神が召喚されちゃうよ。

「多分それだろう、一時期話題になっていたからな、かなりの貴族が持っているし、この家にあっても不思議じゃないな」

「流行った」

「ああ、流行ったよ、そして読んだ全員が思った、なんでお前魔法使いなんだよ!と。おっとおかしな魔法書の話はいいんだアレは例外中の例外、筋肉信仰は忘れろ」

「筋肉信仰、もうアレ以外ないわね」

良かった世界の平和は守られた、世界の危機はなかったんや。

「多分それだろう、一時期話題になっていたからな、かなりの貴族が持っているし、この家にあっても不思議じゃないな、おっと、だからそんな本のことはもういいんだ」

おっと、そうだった、今日から本格的に魔法を教えてもらえるんだ、気合い入れて行きますよ。


「じゃあまずは、今までの魔法と私が教えるものを区別しようか、今までのものを魔法と呼ぶのならば私が教えのは魔術...あれこの話はした気がするな」

おお!魔術!またファンタジーが...あれ?この話聞いたぞ?

「さて、この魔術だが、今まで教えたような方法、つまり想像力で形を決める方法ではなく図形と文字や数字で魔法の形を決める、そのせいで拡張性と即応性にかけるのだが、魔力消費を小さく収められて更に一度組んでしまえば何度も同じものを使える、つまり想像魔法より再現性に優れているわけだな、とまあ魔術の概要はこんなもんでいいだろう。さて、実演しながら教えていこうか」

先生は紙に『fi1』と書いて丸で囲み、その円の中心を頂点とした円からはみ出した三角形を四方に書てその底辺を使った四角形を作った、そこに魔力を流すと小さな火が出た。

「おお」

「これが魔術の基礎の基礎、単一の属性を使用し、一つの魔法を行使するこれがすべての基本」

そう言って、黒く燃えて穴の空いた紙を見せてくれた。

「この魔術は火の魔法を真上に1魔力分魔法を行使する、三角形の向きや数を変えれば魔法が行使される方向が変わる、更に魔石などを組み合わせて魔力を何処から使用するかなどを指定する事もできる、まああとは文字のところを変えて属性を変えたり数字を変えて規模を変えたりできる、それ以上のことをしたければもっと多くの図形や文字、数字を使う必要があるが、まあ取り合えず貴女もやってみろ、何パターン書いてくれてもいいぞ」

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